大学院の専攻を決めるにはどうしたらいい?実体験を基に解説します!

イギリス大学院留学でのコース選びはとても大切ですよね。

大学院の数もさることながら、コース内容は本当に多岐に渡るので全部チェックすることは並大抵ではありません。

数あるコースの中から、自分に合うものを探すにはどうしたらいいのか?

今回はイギリス大学院留学経験者の私がどのようにコースを決めたのかご紹介します。

専攻決めに活用したもの

 数多くの情報の中から自分にピッタリのコース選びはなかなか大変です。

私の場合、留学準備を始めたころは地方に住んでいて、周りに海外大学院留学経験者もいなかったので、気軽に相談ができませんでした。

そんな中で私がどうやって情報取集したのか、いくつか例をあげてお話します!

その道で活躍する人の経歴を見る

私は国際機関や国際NGOで就職したく、そこで通用する専門性を身に着けたいと思い留学を決めました。

そこでまず参考にしたのが、その道で活躍する人の書籍です。

どの本も後ろのページに著者の経歴が載っていて、どの大学で何のコースを学んでいたのか見ることができます。

他にもその分野の専門雑誌、専門サイトのインタビュー記事や特集などもよく見ていました。

調べているとどんなコースで学んだ人が多いかなんとなく傾向が見えてきますし、卒業大学を見て学校を決める際の参考にすることもできました。

ネットで調べる

他によく参考にしていたのが大学院留学経験者のブログです。

留学準備を始めたばかりの頃、アメリカやオーストラリアなど英語圏全般も視野にいれていたので、各国の長所短所や雰囲気などを掴むためにブログは有効だったと思います。

著名人の著書はその分野の情報を得られますが、実際のコースの雰囲気、学習環境などはブログの方が情報を集めやすかったです。

ただ、ネット検索では古いものも多く、ブログがいつ配信され、その人がいつ留学していたかはしっかり確認する必要があります。

また、皆さんもよくチェックされているかもしれませんが「世界の大学ランキング」も参考にしていました。

この場合は、学校名でのランキングではなく開発学、教育学などの学部でのランキングをチェックすることをお勧めします。

大学全体の総合評価と、学部毎の評価は結構変わってくるので…

留学エージェントに相談

そして、次に利用したのが留学エージェントです。

本やネットで情報収集をしていると、いろいろな疑問が湧いてきます。

このコースとあのコース、似ているけど違いは?あのコースは私のGPAで入れるの?などなど。

これらを解決するのは本やネットだけではなかなか難しく、最終的に留学エージェントに相談しました。

数社ほど無料カウンセリングへ行きましたが、大学院に強い会社となるとあまり多くないんですよね。

結局、留学期間1年で修士が取れるイギリスに気持ちが傾いていた私は、BEOに相談することにしました。

登録料(当時は2万円)でコース決めのカウンセリングや出願サポートなどをやってくれることも魅力でした。(英文履歴書作成、英語準備などのより細かいサポートは別途お金がかかります)

当時、私はフルタイムで働き出張も多かったので、全部一人で準備するというのはなかなか厳しかったです。

お金で解決ではないですが、留学エージェントに相談したことで心の余裕がうまれ、本当によかったと思っています。 

最終的には自分で考えるしかない

このように大学院コース決めの際、いろいろなものを活用しました。

でもこれらはあくまでも参考であって最終的には自分で決めなくてはいけません。

ではどのような基準で私がコースを決めたのか、簡単にご紹介します。

自分の基準(目的)を持つ

先ほども話しましたが、私は大学院に行く!と決めた時どのコースで学びたいかあまりイメージができていませんでした。

そんな私が、大事にしたのが「どうして大学院に行くのか」という原点でした。

私の目的は、修士を取得し国際機関や国際的なNGOなどで働くための専門性を身に着けることです。

なので「これを叶えるためには?」を常に基準にコース選択を進めていきました。

この学問を突き詰めたい、この分野の見解を広めたいと大学院留学を決めている方は迷いも少ないかもしれません。

(それが大学院に行くことへの理想だと思います)

ただ、私のように何を学ぶか迷っている人でも、まずは大学院に行って「将来何を得たいのか」をしっかり把握すると、スタートしやすいのではと思います。

一貫性を重視

実は留学準備の最初の頃、MBAなどのビジネス系のコースも検討していました。

ですが、私の場合は社会人での留学で職歴もある程度あり、また、国際協力の世界では一貫性のある経歴が求められやすいため、職歴を最大限に活かせるコースを選ぼうと考えました。

そこで留学前に輸出促進関係の仕事をしていた私は、国際開発学のGlobalisation, Business and Sustainable developmentというビジネスの観点から持続可能性を考えるコースを選択しました。

実際に、大学院側も受験生の職歴や大学時代の専攻との一貫性を重視することが多いように思います。(コースにより未経験の分野に出願も可能なようですが、その場合はしっかりした理由をアピールする必要があります。)

過去に自分がしてきことはやっぱり自分の強みになると思うので、どのようにそれを活かせるのかでコースを絞っていきました。

やっぱりお金も大事…

理想ではこの大学のこのコース!と決められても、やっぱり先立つものはお金ですよね…

私の留学予算ではロンドン中心部だとどうしても足が出てしまい、予算内で収めるために郊外の大学院を中心にコースを探しました。

ただ、イギリスは政府によって教育水準を管理がされていて地方の大学でも質の高いカリキュラムを提供しているところが多いそうです。

また、郊外の大学院だとロンドンに遊びに行きつつ、イギリスの地方も両方楽しめたので、それはそれでいい選択でした。

まとめ

ここでお話したことは特別なことではないと思います。

自分で調べて、場合によっては外部のサポートを得る。

そして最後は自分で決める。

基本的なことですが、やっぱりこの方法が王道なのではないでしょうか。

みなさんにピッタリの大学院コースが見つかることを願っています!