アメリカVSイギリス!大学院に留学するならどちらが良いのか解説

留学するとは決めたけど、アメリカとイギリスではどちらがいいのでしょうか?

アメリカは広いしフレンドリーなイメージがあるし、美味しいハンバーガーもあります。

一方でイギリスは英語の本場で英国紳士がいて、おしゃれなイメージがあるかもしれません。

では、大学院に留学する場合、どちらが良いでしょうか?

この記事ではアメリカとイギリスの違いについて説明していきます。

※こちらはあくまで中立な立場で評価をしており、決してアメリカの大学院が良い、イギリスの大学院が良いと評価しておりませんので、ご了承ください。

アメリカとイギリスだとどちらが学びやすい?

まずはアメリカとイギリスの違いを、留学するという観点から解説していきます。

アメリカ大学院留学する場合

アメリカは国土も広いこともあり、本当に多くの大学院・専攻があります。

日本でこそ大学院は理系が進む、大学院まで進む学生が少ない中、アメリカは大学院生が多いことが特徴として挙げられます。

例えば、スタンフォード大学は大学生より大学院生が多い大学で有名です。

では、ここでアメリカの大学院の特徴をみてみましょう。

アメリカの大学院の特徴

  • 大学生より大学院生の方が多い大学が多い
  • 学生の年齢層が広い
  • 学べる分野が多い(700分野くらい)
  • インターンシップの体験ができる
  • 通う期間が2〜3年

このようにアメリカの大学院生活は自由度が高く、座学で知識を得るのはもちろんのこと、インターンシップなどを通してより実践的な知識・ノウハウを得ることができます。

また、期間が2〜3年とイギリスに比べて長いこともあるため、じっくりと学ぶことができます。

また、学べる分野が広いため、より興味がある分野を重点的に学ぶことができます。

イギリスの場合

一方でイギリスはどうでしょうか。

イギリスはブリティッシュイングリッシュと言われるだけあり、本場の英語を学ぶことができ、勉学には長い歴史があるため、開発学など評価が高い専攻があります。

また、サッカーが有名なイギリスでは、スポーツビジネス学などスポーツとビジネスに特化したプログラムがあるのも特徴です。

日本と同じ島国で国民性が日本に似ているのも特徴です。

イギリス大学院の特徴

  • 1年間でみっちり学べ、大学院を修了できる
  • 費用がアメリカ大学院留学に比べて安い
  • ヨーロッパ諸国が隣接しているため、ヨーロッパを始め、いろんな国の学生がいる
  • ほとんどが国立の大学院のため教育の質が高い

イギリスはアメリカと比べて1年間で大学院を修了できるとだけあって、非常に濃厚な時間を過ごすことができます。

また、大学からそのまま大学院に進学する、または数年だけ社会経験をしてキャリアップをするために戻ってきて大学院で学ぶ人が多いため、アメリカに比べて大学院生の平均年齢は低いです。

また、1年で大学院を修了することができるため、パートタイムと言って働きながら大学院に通う学生もいます。

アメリカとイギリスの生活の違いは?

生活面ではどのように違うのでしょうか?

アメリカの場合

アメリカのドラマとかを観ている人はわかるかもしれませんが、アメリカ人の多くは外向的な人が多く、個性がある人が多いです。

また、自由の国アメリカと称されることもあるくらいで、他の国に比べていろんな事に許容度が広いのですが、個性溢れるためグループワークなどではいろんな意見がでる一方でまとまりにくい面もあります。

気候は、比較的どの地域も天気が良いのがアメリカです。

また、食に関しても一つ一つの量が日本と比べると多く、ジャンクフードも充実しているため生活はしやすいかと思います。

一方で、銃社会や場所によってはギャングがいる地域もいまだにあるため、生活する際はしっかりと安全な地域を確認した上で生活することが必要です。

イギリスの場合

イギリスは日本と同じ島国ということもあり、アメリカに比べれば閉鎖的ではありますが、伝統を重んじている一方でヨーロッパの国々と隣接していることもあり、グローバル意識も高いです。

また、イギリスは初対面こそとっつきにくいイメージがありますが、仲良くなれば非常にフレンドリーで優しく、程よい放任主義でもあり、日本人に似ている国民性があると思います。

伝統を重んじる一方で他人の意見にも耳を傾けてくれるので、グループワークをする際も、みんなの意見をまとめてくれる印象があります。

一方で、大半の地域で天気が悪く、比較的一年中寒いのがイギリスです。

食事面で言えば、みなさんが想像しているほど食事はまずくなく、美味しいレストランも多くあります。

イギリスは銃社会ではないため、治安は決して悪くないかと思います。

授業での差は?

では、実際の大学院の授業の差はどのような所にあるでしょうか?

アメリカの場合

アメリカは大学院が2〜3年と期間が他の国と比べて長いため、一つ一つの教科をじっくり学ぶことができます。

また、アメリカの大学院の特徴の一つとして、バックグラウンドが違くても再挑戦という意味で専攻を変えて入学する方が多いです。

より詳しく説明しますと、日本と違って海外では、大学または大学院で学んだ知識・ノウハウを活かして就職します。

ですから、会計学を学んだ人の大半が会計事務所に就職したり、会計士になったりと大学・大学院で学んだことと関連する会社に勤めます。

ですが、大学院に進学する際に、大学では違う専攻を学んでいたけど、やっぱり違う分野を学びたいと専攻を変えて学ぶ人が多くいます。

イギリスの場合

イギリスは、大学院に通うのが1年のため、かなりの量の内容を短期間で学べます。

また、もちろん例外も多くいますが、大学で学んできたことをより専門的に学びたいと大学院に進む人が多いため、授業もより専門性の高い内容を学ぶことができます。

また、イギリスの大学院は国立が多いため、イギリス政府が毎年しっかり教育水準をチェックしていますので、より洗練された内容を学べます。

まとめ

それぞれの国に良さがあり、一概には決めかねるとは思いますが、大学院の費用や期間、生活環境などを踏まえてどちらの大学院に行きたいかを検討してもらえればと思います。

アメリカは、天候もよく、外向的な人も多いのが特徴で、通う期間も2〜3年と長いため、勉学だけでなく実践的な経験も学ぶことができます。

一方でイギリスは、日本人と似た国民性のため、馴染みやすく、通う期間が1年と短いため、みっちり深く勉学に励むことができます。

決して、どちらが良い悪いという訳ではないので、あなたにあった大学院を選んでもらえればと思います。