やっぱりイギリス大学院に留学してよかった!会社・社会で活かせたこととは?

イギリスのビジネス留学を検討する場合は、自分の将来への投資として本当に意味があるのかをよく考える必要があります。

仕事を休んで長期海外留学に行くことがキャリアアップに繋がるのでしょうか?

留学中に英語力の向上やビジネスを学ぶことは帰国後のキャリアにどう影響するのでしょうか?

年収がどれくらい上がるのか非常に気になりますよね。

いろいろな留学がありますが、ここでは「ビジネス留学プログラム」という学生が9か月間大学で学び、3か月間インターンシップを経験した経験をベースに見ていきます。

この留学された方の結果から、留学後に高収入の仕事に就きやすくなるなど、社会人留学の費用対効果についてさまざまな傾向が明らかになりました。

なぜイギリス留学すると年収が上がるのでしょうか?

それは「語学力」だけの問題ではありません。

彼らはイギリス留学中に何を学び、どのようにキャリアを積んだのでしょうか?

転職・就職の際、70%が留学経験を活かせたと感じている

「留学の経験は就職活動に役に立ったか?」に対して、70%が「役に立った」と回答しています。

具体的に社会人留学で得た、帰国後に役立つ経験とはどのようなものか?

「留学の経験は現在どのように役立っていると思いますか」との質問に対し、81%が「グローバルな視点や考え方が身についた」と回答しました。

回答者の74%が英語力が向上したと回答しています。

成長の基準や目標は人によって異なりますが、ほとんどの人が留学によってこれらの分野での成長を実感していることは明らかです。

次いで「キャリアプランニングに役立った」37%、「帰国後の就職・転職活動に役立った」33%、「仕事の幅が広がった」29%と高く評価されています。

81%: グローバルな視点や考え方が身についた

最近グローバル化が進んできたとはいえ日本だけで生活していた時と比較するとイギリスは多様化が進んでいるために常識や考え方、これまで生きてきた背景が違う人が多く生活しています。

そのため授業で何か一つの課題に対して議論をしてもさまざまな視点や考え方が出てきます。

日本では感じることのできなかった考え方や見方などを吸収できるのも留学する醍醐味と言えるでしょう。

また、日本では同調圧力によって発言しづらい場面が生じたりしてしまいますが、海外では発言してこそ・意見があってこそという考え方が多いので、帰国後も転職先・就職時に役に立ったという方が多い印象です。

74%: 英語力が向上した

これはイギリスで生活すれば大抵の方は向上するでしょう。

もちろん日本で語学を磨くことは可能ですし、留学に行かずとも英語を流暢に話す方はいます。

ですが、イギリス特有のアクセントや地方によっての訛り、サバイバル能力を加味した上での語学力向上はイギリス留学を経らないと得られないものだと思います。

もちろん留学先の大学にはよりますが、多くの場合日本人が少ないために必然的に英語を話さないと生活していけない環境が多く、それも他国に留学する人に比べて英語力が向上する傾向にあると思います。

37%: キャリアプランニングに役に立った

日本にいるとキャリアを考えることに関してもやはり固定概念や周りの人がそうだからと流される傾向にあると思います。

ですが、留学をするとさまざまな方に出会い、さまざまな人生を歩んでいる人が多く、自分の信念を貫いている人・夢を目指している人・独自性を極めている人が多いです。

言い換えれば自分で自分の人生を切り開いて考えている人が多いです。

そういう人たちに感化されるのももちろんありますし、イギリスにいると日本ほど娯楽がないために自分の人生を見つめ直す期間が多いかと思います。

そのため改めて自分の人生は何に重きを置くのか、キャリアはどうするのかを真剣に考える人が多く、実際に帰国後にそれを実現すべく行動する人が多いです。

33%: 帰国後の就職・転職活動に役立った

やはり就職や転職活動には有利に働くのはいうまでもないでしょう。

雇う側から考えても多様な環境に適応する能力や語学力を評価せざるを得ないでしょうし、日本に居続けるのが必ずしも悪いわけではにないですが、日本でずっと生活している人と比較するとやはり留学経験者は自らの道を切り開く力や会社でも能動的に行動する人が多いため評価されやすいと言えます。

29%: 仕事の幅が広がった

留学した際の友人との交流が縁で転職できたり、仕事を一緒にしたりと広がるのももちろんですが、視野も広がるために仕事の幅が広がったと考える人も一定数いました。

留学先で仕事を見つける人もいますし、日本とイギリス・もしくはそれ以外の国とのギャップを感じて仕事を展開したりなど留学をプラスに捉えている人は多いです。

その他: 留学先の人間関係・ネットワークや自分との向き合う時間の構築

転職や就職だけという実績だけでなく、1からの人間関係の構築や自分との向き合う時間など他人には評価されないようなところでも成長できるのもイギリスの留学の利点の1つと言えるでしょう。

改めて自分がいかに自分の人生や社会について真剣に考えていなかったかに気づく方が多いようです。

もちろん中にはサボっている方もいるにはいますが、優秀な留学クラスメートとのつながりができ、帰国後も続く友人関係を築くことができます。

またその卒業生間のネットワークが次のキャリアパスにつながるかもしれません。

頻繁ではないにしても国や働く業界が全く異なる人と連絡を取れる機会があるということはお互い刺激にもなりますし、人生の財産にもなります。

社会人の59%が留学後に転職し年収アップ!

収入はキャリアアップを図るための最も簡単な指標の 1 つです。

まずは「留学後の年収アップ」の具体的な内容を知るために、プログラム修了後に転職した回答者に焦点を当ててみましょう。

20代後半の若者を対象とした今回の調査では、9割以上が社会人1~5年目で、そのうち転職経験者は23%でした。

若者が転職する場合、通常は年収が下がることが予想されますが、ビジネス留学プログラムに参加した若者の転職では、59% が年収が増加したと回答しました。

あまり変わらない、年収が下がったと答えた人はわずか3%でした。

転職を決意した理由は「キャリアアップ・キャリアチェンジへの希望」(35%)が最も多かったことを考慮すると、自分の能力をより高く評価してくれる企業への前向きな転職や、転職への期待が高まるより良い条件の会社はたくさんあるようです。

留学後の年収が相場より高い理由

次に、留学経験者の具体的な年収を見てみましょう。

25~29歳の若者回答者の年収はいくらか?

新卒を含む25~29歳の卒業生の年収は400万円以上が75%、うち600万円以上が20%超、平均は436万円となりました。

これは20代後半の市場平均年収344万円と比べても比較的高く、「キャリアアップ」や「海外経験者に対する市場ニーズの高まり」を裏付ける数字と言えるでしょう。

さらに、留学した調査対象者のうち31%が外資系企業に勤務していました。

外資系企業に就職することで年収が上がる場合もあります。

なお、現職(外資系・日系企業含む)には「ソフトウェア・通信」「小売」「物流・流通」「コンサルティング」「NPO・法人」「金融」「金融」などが多いです。

留学を通じて企業が求める実務スキルを身につける

社会人としての留学経験はどのように人を成長させるのでしょうか?

また、留学を通じて身についたと思う「力」についても伺っています。

「イギリス留学を通じて、どのような能力が向上したと思いますか)」と尋ねたところ、トップ3は「主体的に行動する力」67%、「困難に立ち向かう突破力」63%、「ストレス耐性・タフさ」は55%でした。

企業が求める社会人スキルは留学を通じて培われたものであることがわかります。

プログラムの特徴の一つは、成果が求められるインターンシップです。

インターンシップ先では、スタッフの一員として成果を上げ、組織に貢献することが求められます。

メンバーとして会議や商談に参加したり、プロジェクトに参加したりすることもあります。

日本でのキャリアを活かして、現地企業でより実践的な仕事に挑戦することができます。

だからこそ、プログラム終了後の就職活動において、海外でのインターンシップ経験は企業から高く評価されるのです。

英語の高得点と年収の相関関係

最後に語学力についても見ておきましょう。

日本の就職活動で英語力の指標としてよく使われるTOEICスコアを目安にしてみましょう。

イギリス留学生のTOEICスコアは23%が900~949点、26%が850~899点、24%が800~849点が、700~799点は16%でした。

英語力を求める企業の多くが採用試験のスコア基準を「TOEIC800点以上」としていることを考えると、ほとんどの人が英語力を求めていることになります。

留学経験のある方はこの基準をクリアしています。

年収アップにつながる留学プログラムとは?

大学での学びと実務研修を組み合わせた留学プログラムです。

このプログラムは、大学での学び(9ヶ月)と現地企業インターンシップ(3ヶ月)を合わせた1年間で、世界で活躍できるグローバル人材を育成しています。

この目標は、海外での経験を積むことだけではなく、それを超えた成功を収めることです。

成果を最大限に高めるため、現地オフィスが緊密に連携し、出発前、留学中、帰国後の各段階での学生サポートやカリキュラムの充実を図っています。

渡航前にはまず個別カウンセリングを実施し、コンサルタントが一人ひとりのご希望に合わせて留学やキャリアについてアドバイスします。

その後、集中英語模擬授業や英語検定試験対策講座を受講し、グループワークやディスカッション形式の授業を体験して、現場での研修に備えます。

出発前オリエンテーションとプログラムの最終確認を終えて、いよいよ留学に出発します。

大学での9ヶ月間で学ぶ内容は、大きく「英語研修」「学部授業」「ビジネス研修」の3つに分けられます。

まず英語研修では、学部の授業に必要な学力とビジネス現場で必要なビジネス英語を集中的に学習・習得します。

次に(または並行して)大学が提供するさまざまな学部科目の中から個人のキャリアにつながる科目を選択し、現地の学生と一緒に学びます。

仕上げはオリジナルプログラムです。

グローバル人材に必須のビジネススキルを学ぶほか、企業研究から面接対策までインターンシップに向けて必要な研修を実施します。

まとめ

イギリス留学すると、日本にいるときとは違うさまざまな経験を積むことができます。

イギリス留学で身につくスキルには語学力だけではなく、コミュニケーション力や問題解決力も含まれます。

こういったスキルが重視される仕事を選べば、留学経験を活かすことができるでしょう。

就職・転職の際には、留学経験を通じて身につけたスキルをアピールしましょう。