イギリス大学院留学は課題が多くて難しいと言われていますが、実際にはどのような生活を送っているのでしょうか?
・大学院留学中の人の一日はどんな感じですか?
・大学院留学は難しくて大変って本当ですか?
・大学院留学は本当に暇なのでしょうか?
上記のような疑問にお答えします。
この記事の内容:
・日本人大学院生はどのような一日を過ごしているのか知る
・大学院生活が厳しいのか、それとも時間の無駄なのかを理解する
・イギリスの大学院で留学生としての生活を学ぶ
イギリスのリーズ大学院に留学していたので、典型的な一日がどのようなものか一例を紹介します。
これは一例ですが、大学院留学生はこうやって海外生活を楽しくのんびりと送っています!
英国大学院生の一日のスケジュール
「イギリス大学院生の1日のスケジュール」をご紹介します。
日によっては授業がない場合もあれば、3~4教科の授業ある場合もあります。 友達と遊ぶこともありますが、基本的には上記のようなスケジュールが多いです。
ここでイギリスの大学院生の1日のスケジュールを説明します。
7:00 起床
7時に起きます(学期末試験とかがあるときは5時とか6時です)。
朝食にヨーグルトを食べていた気がします。
学校に入学したばかりの頃、髪をワックスでかっこよく整えようとしたのですが、イギリスは風がとても強いので1週間ほどで断念しました。
準備が整ったら、iPad(無料で提供)とMacBookをバックパックに入れて、リーズ大学院へ向かいます!
8:00 自習(大学院カフェにて)
8時くらいに大学院に到着して、まずはカフェに行きます。
大学院内にはカフェがいくつかありますが、いつも図書館にあるCaffe NEROに行きました。
(ラテが美味しいのでぜひ試してみてください。)
そこで大きなカフェラテを飲みながら宿題をしたり本を読んだり、人と話したりしていました。
10:00 授業(講義)
10時から授業があるので急いで教室へ。(時間通りに始まらないことが多いので遅れても大丈夫です。日本だけです時間厳守は)
講義は日本の大学院と同じで、教授がパワーポイントなどを使って説明します。外部講師や企業のお偉いさんに講師をしていただくこともあります(人が変わると英語が聞き取れないことがよくありますので要注意です)。
講義時間は科目により異なります。
60分、90分、または120分です(簡単なミーテイング30分くらい、実験実習・製図では3~5時間もあります)。
12:00 自習(自習室)
12時に自習室へ向かいます。
お腹が空いたら、途中でランチなどを食べます。見た目ちょっと汚いけど(笑)でも美味しいですよ!
授業間の自由時間を利用して課題を完了し、次のセミナーで話すために復習します。
いつもクラスメートが一緒にいるので、少しおしゃべりすることができます。
14:30 授業(セミナー)
14:30からセミナーがあるので、指定された教室へ向かいます。
クラスの人数は20人から30人程度で、授業はディスカッションベースで行われます(特別に10人とか、大講堂で100人くらいのこともあります)。
しっかり準備しないと何も言えなくなってしまうので、自分の意見をしっかり言えるようにしたいです(だんまりは地獄です)。
16:00 集合
16:00からミーティングがある場合があるので、グループの仲間と集まります。
クラスによってはグループで取り組む課題が与えられ、年間を通じてチームで取り組む課題もあり、みんなで協力して課題をクリアしていきます。
図書室にあるMTGルームを貸切にする日もあれば、学校のあちこちに設置されたソファに集まる日もあります。
内容は各自が調べたことを発表し、ディスカッションするといったものです。
17:00 自習(図書館)
午後5時に会議が終わったら、また勉強を始めます。
3回目の自習会は図書館で開催されます。 ここでも課題をこなしたり、研究論文を読んだりします。
(友達とおしゃべりしてしまう日もあります。)
ちなみにリーズ大学院の図書館もライトアップされます。
18:00 ショッピング
18時くらいになると勉強をやめて大学向かいのスーパーやキャンパス内の生協に行きます。(海外にも生協がありました。)
ここで夕食を買って帰ります。
イギリスの食べ物は美味しくないことで有名ですが、美味しい食べ物もたくさんあるので、自分で作らずにいつもスーパーで買っていました。
19:00 帰宅
寮に戻ったのは19時頃が多かったです。
キッチンは他の留学生と共用で、キッチンルームに冷蔵庫があるので、買い物したものはそこに置きます。
たいてい誰かが料理をしているので、話をします。 少しコミュニケーションをとった後、自分の部屋のベッドに潜り込みます。
19:00 夕食
19時を過ぎると夕食の時間になります。 キッチンで食事をすることもありましたが、Youtubeを見たい場合は部屋で食事をしながら見ていました。
温めたりそのまま食べられるものを食べることが多いです。(要するに、料理しない)
パスタとパエリアを食べていました。 (パエリアは驚くほど安いです)
イギリス人や日本人の友達と食事に行くときは、たいてい午後8時頃に学校のパブか近くのレストランで食べたり飲んだりします。
(イギリスではいつも午後8時頃に集合するようにしています)
イギリス人は日本人と違って、ピッチャーからストローで飲むので、日本との文化の違いが見えて面白いです。
日本からの留学生の中には、夕食は自炊したり日本のインスタント食品を食べる人もいます。
20:00 趣味(休憩、余暇、予習、復習)
午後8時になると「マイタイムモード」になります。
アニメを見たり、本を読んだり、お酒を飲んだりしました。 社会(サークル)活動があれば参加します。
テストの時期になって勉強しなければいけないと思ったら、大学院から帰っても夜遅くまで勉強します。 次の日は早起きして勉強します。
それくらい勉強しないと合格点は取れません。
テストは難しくて大変です。万が一不合格の場合、補講とかレポート提出の救済措置があります。
テスト期間以外はゆっくりして12時くらいには寝ます。
また理系や工学部などの実験では徹夜もよくあります。
イギリス大学院の1年間のスケジュール
イギリスの大学院生の一日のスケジュールは上記の通りですが、年間のスケジュールも参考までに紹介したいと思います。
9月 入学(オリエンテーション)
10~1月: 1学期(12月~1月 冬休み)学期末試験
2月~6月中旬: 2学期(4月~5月初旬 イースター休暇)学期末試験
6月中旬~9月: 3学期 学期末試験
冬休みとイースター休暇が長いので学科などの遅れを取り戻します。
まとめ:イギリスの大学院留学は難しくない
イギリスの大学院に交換留学していた頃をもとに、1日のスケジュールを説明しました。
大学院生活は面倒に感じるほど大変ではなく、むしろ余暇のようなものだと感じていたと思います。
しかし、大学院留学は正直に言うと、忙しさは大学院や専攻するコースによって異なります。
留学生の中には、毎日ぎっしり詰まった授業と信じられないほどの量の宿題を抱えている人もいますし(読まなければならない書籍を積み上げると50センチのケースもよくあります。週に 2回しか授業を受けていない人もいます。理系工学系の実験は夜遅くまであります。半面文系は宿題が多いようです。)
そのため、志望する大学院のカリキュラムを見て、大学院留学の難易度を判断するとよいでしょう。
また、卒業後の進路が現地か帰国するかで対応がかなり変わってきますので注意しましょう。