イギリスに留学したいけど、大学で留学するべきか、それとも大学院で留学するべきか迷ってはいませんか?
確かに4年間イギリスの大学で学べば現地の文化や雰囲気を知れるのはもちろんのこと、かなりの語学力も手に入れることができます。
一方でイギリスの大学院に行けば1年で修士号を取れる他、費用も抑えつつイギリスを満喫することができます。
ここではイギリス大学留学のメリット・デメリット、イギリス大学院留学のメリット・デメリットを紹介してきます。
イギリス大学留学のメリット・デメリットとは?
まずは大学に留学する場合を考えてみます。
イギリス大学留学のメリット
高い基準の教育が受けられる
イギリスにある大学の多くは、世界から高い教育基準で評価されている大学が多く、質の高い教育を受けることができます。
また、歴史がある大学も多く存在するため、学生であれば貴重な文献や本を読むことができ、勉強する設備もかなり整っています。
いろんな学生と切磋琢磨できる
日本の大学に通えば、大半が日本人のため日本人ならではの考え方や思考になりがちですが、イギリスの大学ともなれば世界中からいろんな学生が集まります。
一つの議題でも、様々な国の学生がいれば多角的視野で物事を考えることができるようになるため洗練された意見や思考力を持つことができるようになります。
イギリス大学留学のデメリット
費用が高い
やはり切っても切れないのがお金の問題です。
4年間もイギリスに滞在するとなると大学の学費はもちろんのこと、旅費・滞在費等費用がかかるのも事実です。
もし大学に留学する場合は、奨学金制度も上手く活用して留学するのが良いかもしれません。
→より詳しく奨学金の申請方法を知りたい方はコチライギリス大学院留学をする際の奨学金の申請方法とは?どんな奨学金があるの?
宿題の量が膨大
日本の大学に通っている大学生の大半は、テスト前にのみ勉強する場合が多いかと思います。
一方で、イギリスの大学は年間を通してずっと宿題や課題に追われます。
ですから大学生活だけを比較すると日本とイギリスでは圧倒的にイギリスでの大学生活の方が大変になります。
イギリス大学院留学でのメリット・デメリットは?
ここからは大学院の場合を見ていきましょう。
イギリス大学院留学のメリット
短期間で修士号が取得可能
一般的に大学院に通うとなると2~3年かかりますが、イギリスは1年で修士号を取得できます。
もちろん1年間で通常の2~3年の内容を学ぶのでハードにはなりますが、コストパフォーマンスが良いと言えると思います。
冷静な判断基準の構築
イギリスに行くとやはり文化や言葉が違うため、日本に住んでいるだけでは経験できないような日常になります。
そのため、授業等で学べる論理的な思考や多角的視野を得ることができる上、どんな状況でも臆せず判断できるようになる度胸が身につくと思います。
箔が付く
申しづらいですが、正直にいうと箔がつきます。
就職する場合でも人に話す時でも”イギリスの大学院を修了した”といえば、勝手に語学力が備わっている+他国で生き抜くサバイバル力があると判断されます。
日本では大学院に進学することは少数派ですし、ましてや海外の大学院に進学することもかなり少数派のため自ずと希少価値がつきます。
イギリス大学院留学のデメリット
費用が高い
これは大学留学でも大学院留学でも同じで、大学院は1年と言えど費用がそれなりにかかります。
特にMBAでの留学となると一般的な大学院留学に比べてより費用がかかります(時期や大学院にもよりますが、平均で1,000万円前後)。
→奨学金を上手く利用して費用を抑えるならコチライギリス大学院留学をする際の奨学金の申請方法とは?どんな奨学金があるの?
常に何かに追われるという心理状態
イギリスの大学院は1年という短期間であることからコストパフォーマンスは確かに良いのですが、一方で1年で専門分野の知識を得る+修士論文+就職活動があるためハードであることには間違いありません。
そのため、いつも何かに追われています。
また追い討ちをかけるようにイギリスの天気が1年を通して悪いため、心もどんよりしていきます。
※日本で生活していると天気なんて関係ないと思いがちですが、実際に行ってみるとイギリスの天気は雨が多く気持ちを暗くさせます・・・
そのため、しっかり気分転換を行う、友達とどこかに出かけるなど精神状態を安定にするように常日頃心がける必要があります。
大学留学と大学院留学は、結局どっちがいいの?
両方のメリット・デメリットを見た上でどっちが良いか判断していきたいと思います。
「何を重視するのか」が重要!
【あなたが何を重視して留学を考えているのか】これが一番の答えになるかと思います。
私個人の意見としては、
- 語学力向上を重視している場合→大学留学
- 現地の雰囲気や文化を感じつつ学びたい→大学留学
- 現地で働く経験を積んでみたい→大学留学で学びつつインターン
- より専門的な知識を短期間で得たい→大学院留学
- 包括的な勉強よりも専門的な勉強をしたい→大学院留学
です。
大学は4年間ということもあり、しっかり時間をかけつつ勉強ができるので、多少のほほんと学びたい方は大学留学が良いかと思います。
一方で、短期間でギュッと学びたいということであれば大学院留学をオススメします。
日本の大学を休学してイギリスの大学に留学するのはあり?
私は最終的には大学院留学をしたのですが、大学生の時に日本の大学を休学してイギリスの大学に留学するか迷っていた時期があります。
もしかすると読者のあなたも同じような状況で迷われている方もいるかもしれません。
結論からすると、日本の大学を休学してイギリスの大学に留学するのは選択肢としてありだと思います。
迷っている要因としては、
- 留学で1年休学するのに抵抗がある
- 帰ってきてからのキャリアに不安がある
- 短期留学かイギリスの大学に留学するか悩んでいる
などさまざまな悩みがあるとは思います。
ですが、どの道を選択されても間違いではありませんし、大学を休学してイギリスの大学に通った方も、短期留学の方も大学院留学を選択した方など多くの友人をみてきましたが、皆様どの選択肢を選ばれていても素晴らしいキャリアを築かれています。
ですから、しっかりそれぞれのメリット・デメリットを考えた上で結論を出してもらえれば、悔いない留学生活を送れると思います!
ちなみに・・・・
私の場合は、最終的に大学院留学を選択しました。
その決め手となったのが、beoのカウンセラーの方が“就職活動の際に、「なぜ日本の大学を1年休学して留学をしたのですか?」と聞かれたらなんて説明するのですか?”という一言でした。
その当時の私は、その問いにしっかり説明できる要素がないと判断し、しっかり大学を卒業してから大学院に進もうと考えました。
今となれば休学してイギリスの大学に行っていても、いくらでも説明はできたとは思いますが、わざわざ休学するくらいなら大学院で学ぶ道を選択しました。
私はこの選択をして満足してますが、決してみなさんに同じ道を歩んでほしいとは思ってません。
あなたにとって最高の選択をしていただけるよう、いろんな選択材料を提案できればと思っています。
まとめ
大学で留学するべきか、それとも大学院で留学するべきか迷っているからこそ、この記事を読まれたと思います。
大学に通えば、語学を得て国際的な経験を得ることができ、尊敬しあえる異国の仲間にも出会うことができるでしょう。
一方で大学院に通えば、短期間でより専門性の高いことを学べ、キャリアにおいても刺激しあえる友達を持つことができるでしょう。
どの道を選択するにせよ間違いはありません。
この記事が少しでもあなたの人生がより素敵なものになる選択肢の判断材料になりますように♪