イギリスの大学院を修了後、多くの人が会社に就職する道を選ぶかと思います。
その就職に有利に働くと言われているのがインターンシップ(以下: インターン)の経歴。
でもインターンは果たして必要なのでしょうか?インターンの経験0でも大丈夫でしょうか?
ここでは、イギリス(海外)と日本の就職先でのインターンのイメージの違いとインターンのメリット・デメリットを説明していきます。
イギリス(海外)と日本のインターンの捉え方の違い
インターンと一言で言っても就職先がイギリスをはじめとする海外の会社なのか、日系の会社なのかで評価が大きく変わっていきます。
まずその違いについて説明していきます。
イギリス(海外)でのインターンの捉え方
まずはイギリス(海外)の大学生を見てみましょう。
イギリスの大学の多くは日本と同様4年間通いますが、入学すると早速インターンを意識して行動し始めます。
多くの学生が夏休みや冬休みなどの長期休みを利用して企業にアプライしてインターンを行います。
早い人で1・2年生から、遅くても3・4年生には必ずと言っていいほどどこかの企業でインターンの経験は積む傾向があります。
ですから、イギリスの大学院生ともなれば様々な国や企業でのインターンの経験を持っている場合が多いでしょう。
そもそも海外では、優秀な生徒ほど学校の成績も良く、インターンの経験もあると同時に自らビジネスをやっている、ボランティア活動の経験もあるなど豊富なバックグラウンドを持った生徒が評価されやすい環境です。
そのため、大学生のうちからインターンでの経験を積む人が多いのが現状です。
日本でのインターンの捉え方
一方で、日本では、大学生は社会に出る前の最後の夏休みと揶揄されることもあるように、大学生活を謳歌する人が多い傾向にあります。
もちろん、早くから就職活動への準備としてインターンをしている人はいますが、海外と比較すると圧倒的に少数になるかと思います。
就職活動の際も、日系企業でもインターンをしているということはプラスの評価につながりはしますが、少数派であるがために必須条件ではなく、あくまでも加点要素というイメージです。
近年こそインターンの需要は高まってきたとは言われていますが、日本企業側がインターンを受け入れていないところも多く存在するので海外と同じような評価になるまでには時間がかかるかもしれません。
インターンにチャレンジしてみるのもあり!?
インターンの経験はないからもう終わり?
大丈夫です!大学院に通いながらも現地でインターンに挑戦することは可能です!
インターン先の探し方
イギリス大学院に留学されている方は、ビザの関係で週20時間ほどしか働けませんが、その範囲であればインターンで働くことは可能です。
ここからはインターン先の探し方について解説していきます。
- 学校の求人
学校にはさまざまな企業とのコネクションがあるので、先生やスタッフの方に相談すると就職先やインターン先を提案してくれる場合があります。
もしイギリスでインターン先を探したいなら、条件を確認してアプライしてみるのがいいかと思います。
- ネットで探す
多くの会社がインターン生を募集しているので、職種や条件が当てはまるところを見つけてアプライしてみましょう。
- 友人伝いで紹介してもらう
日本以上に海外では「友人の紹介」で仕事をもらえたりすることがあります。
ですから、友達に条件を伝えて、紹介してもらうのもおすすめです。
やっぱりインターンは必要?インターンをするメリットとは?
もちろんインターンの有無を聞かれれば、あるに越したことがありません。
ましてやイギリスでインターンしたとなれば日系企業なら評価もされる上、自分自身としても自信がつくかと思います。
ここではメリット・デメリットを説明し、イギリスの大学院に行かれた際のインターンへの挑戦の有無を決める材料になればと思います。
- メリット
・日本で就職活動する場合、海外でインターンをしたという経験が優位に見られることがある
・英語が使える。現地で雇われた&働けたという実績
・イギリスの労働環境を体験できる
やはり現地で働けたという実績が評価されることが多く、同じ業種や仕事であっても国が違えば働くスタンスは大きく違うため、良い経験にもなるかと思います。
- デメリット
・ビジネス英語や高度な英語力を求められる
・競争率が高い
・ビザの兼ね合いで勤務時間に制限が生じる
やはりデメリットとしては英語力の懸念やビザでの制限など留学生ならではの障壁はあるかと思います。
ですが、挑戦してみる価値は十分にあるかと思います。
まとめ
インターンの有無ですが、もちろん経験や実績を考えるとあるに越したことはありません。
でもインターン経験がないからといって就職ができないわけではありません。
経験として現地でインターンを挑戦するのもありですし、インターンをせず大学院生活を謳歌する選択も良いと思います。
海外と日本でのインターンの捉え方の違いや、インターンのメリット・デメリットをご覧いただいた上で、検討いただければと思います。
読んでくださっているあなたの大学院留学生活とその後の人生がより素晴らしいものになりますように!