英語といっても主にイギリス英語とアメリカ英語があるってみなさんご存知でしょうか?
日本で育ってきて義務教育を受けていた私たちは主にアメリカ英語を学んでいたかと思います。
ですが、あなたが留学する先はイギリス英語が必須。
ここではイギリス英語とアメリカ英語の違いを紹介していきます。
発音が違う!?
イギリス英語とアメリカ英語では同じ文章でも発音の仕方が違う場合があります。
ざっくりした特徴で言うと、イギリス英語はあまり口を開かずにボソボソと話し、アメリカ英語は口を開いて発音するイメージです。
ここではまず、よくイギリス英語とアメリカ英語の違いで議論される例を使って説明していきます。
「Can I get a bottle of water?」
これは世界中でよくいじられている文章の1つです。
アメリカ英語ですと、「キャナイ ゲット ア ボトル オブ ウォーラー?」と発音されますが、
イギリス英語で話すと、「キャナイ ゲット ア ボトル ウォーター?」と比較的カタカナ英語のような発音をします。
ウォーラーというアメリカに対してイギリスはウォーターとしっかり「T」を発音します。
※一部のイギリス人は「キャナイ ゲット ア ボオオブウォア?」などと発音する場合もあります。
など同じ文章でも発音が違う場合があるのです。
単語でもこんなに違うイギリス英語!
ここに書ききれないほどたくさん単語はありますが、ここではイギリス生活で必要な英語をピックアップして紹介していきます。
イギリス英語/アメリカ英語
エレベーター: lift(リフト)/elevator(エレベーター)
お会計: bill(ビル)/check(チェック)
お会計をするときにイギリスではCan I give me a bill, please(キャナイ ギブ ミー ア ビル プリーズ)? って言います。
※違う国ではbill(ビル)が通じない場合もありますので、その場合はcheck(チェック)を使ってください笑
絆創膏: plaster(プラスター)/band-aid(バンドエイド)
これは意外と知られていないイギリス英語の単語かと思います。
寮の友達: flat mate(フラットメイト)/room mate(ルームメイト)
イギリスではルームメイトをフラットまたはフラットメートと言います。
なす: aubergine(オーバージーン)/eggplant(エッグプラント)
これはスーパーなどでナスの売り場で表記されているためわかるかとは思いますが、単語だけ見てもどう発音するのか、何を示す単語なのかわからないですよね?
フライドポテト: chips(チップス)/French fries(フレンチフライズ)
イギリスの定番の料理としてFish&chipsという伝統料理があるのですが、このchipsがフライドポテトのことです。
ポテトチップス: crisps(クリスプス)/chips(チップス)
chips(チップス)という単語はアメリカではポテトチップスを指す中、イギリスはcrisps(クリスプス)という発音しづらい表現をします。
ゴミ: rubbish(ラビッシュ)・bin(ビン)/trash(トラッシュ)
これもアメリカとイギリス英語の大きく違う点として、ゴミが挙げられます。rubbish(ラビッシュ)やbin(ビン)をイギリス英語ではゴミ箱を表すのに対してアメリカではtrash(トラッシュ)と言います。
列: queue(キュー)/line(ライン)
お会計をするとき、お金を下ろす時などmake a queue(メイク ア キュー)と「列に並んでください」と表記されている場合が多いイギリス。アメリカではmake a line(メイク ア ライン)と言うのでここでも多少違いがあります。
地下鉄: tube(チューブ)・underground(アンダーグラウンド)/subway(サブウェイ)
タクシー: cab(キャブ)/taxi(タクシー)
ここでは一部しか紹介してませんが、同じ英語でも全然表現が違うのもイギリス英語とアメリカ英語を学ぶ楽しさでもあると思います!
住んでみないとわからない単語!?スラング!?
ここでは特殊例を挙げておきましょう。
掃除機: Hoovers(フーバーズ)/vacuum cleaners(バキュームクリーナー)
イギリスの多くの人は掃除機をHoovers(フーバーズ)と言います。
これは掃除機の意味ではないのですが、イギリスでは掃除機のブランドとして有名な企業で、多くの人が掃除機を「フーバー」と言います。
では、「loo(ルー)」はどう言う意味でしょう?
これはトイレの意味で、幼い子がloo(ルー)と表現していたものを大人でも言う人が多い表現です。
スペルでもこんなに違うの!?
話すだけだとあまり意識しませんが、実際に文章の中からこの作者はイギリス英語を使用する人なのか、アメリカ英語を使用する人なのかを判断することもできます。
色: colour(カラー)/color(カラー)
発音こそ同じもののスペルが違う場合があります。
イギリス英語の特徴として「u」を入れる場合があります。
労働: labour(レイバー)/labor(レイバー)
隣人: neighbour(ネイバー)/neighbor(ネイバー)
また、違う特徴として「z」が「s」に、「s」が「c」になるパターンもあります。
組織する: organise(オーガナイズ)/organize(オーガナイズ)
分析する: analyse(アナライズ)/analyze(アナライズ)
免許: licence(ライセンス)/license(ライセンス)
また、特殊な変換としてアメリカでは「ter」と表記するものがイギリスでは「tre」になる場合もあります。
centre(センター)/center(センター)
theatre(シアター)/theater(シアター)
表現方法の違いもあるんです。
イギリスでは、ホテルや学校などで何階を示すとき、注意が必要です!
1階: Ground floor(グランドフロアー)/ First floor(ファーストフロアー)
日本やアメリカで3階と聞いたら3階で良いのですが、イギリスは1階をGround floor(グランドフロアー)と数えるので、イギリスで3階を示すのは2階を意味するSecond floor(セカンドフロアー)です。
慣れれば大丈夫ですので、階数の数えかがたが違うと覚えておいていただければと思います。
まとめ
ここで紹介したイギリス英語はほんの一部ですが、生活する上で知っておくと便利な情報を挙げてみました。
発音や単語自体の違い、表現の違いを楽しんでイギリス英語を習得していってください!
イギリス英語に特化した勉強方法も上げていきますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。