イギリス大学院に入りたいと思っても難易度はどのくらいか知りたいですよね?
イギリス大学院への合格率は正直高いです。
一方で卒業(修了)の方が難易度が高いのが現実です。
ここではイギリスの大学院の難易度を説明していきます!
合格率は高い?出願したものがち!?
まずはイギリスの大学院への合格率や出願に必要な資料を通して入学することについて見ていきます。
書類を作成して出願するだけのため、合格率は高い!
日本では大学院によって提出する資料が違ったり、テストがあったりしますが、イギリスの大学院は下記の資料を提出すれば出願できます。
- 志望動機書
- 推薦状2通
- 英語の成績を証明する書類
- GPA(大学の成績証明書)
- CV(職歴書)※提出が必要ない大学院もあります。
もちろん上記の資料を提出するだけで合格ができるわけではありませんが、日本の大学院と違って入学する敷居は低いと思います。
もちろん書類の内容を練る必要性はありますが、必要な書類を提出するだけのため日本と比較すると容易でかつ合格率も高いです。
語学力が低くても・GPAが低くても入学できる可能性は高い!
イギリス大学院への入学を志願している方で、懸念点はGPA(大学の成績)と語学力ではないでしょうか。
正直申しますと、この辺りは調整が可能です。
GPAに関しては、算出方法や別途一部単位を取り直すなどの手段を使って高めることができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→イギリス大学院留学に必須な成績評価方法のGPA。大学の成績が悪かったけど、大丈夫?
語学力に関しては、出願当初は低くても2つの対処方法があります。
- 低いスコアでも「条件付き合格」をもらう
- NCUKの大学留学準備コースから出願する
低いスコアでも「条件付き」として大学院への入学を許可してもらえる可能性があります。
これは大学院に入学する前に現地の志望校のPre-sessionalコースに通い、大学院に入学するという方法です。
本来イギリスの大学院は9月から始まるのですが、6月から開講されるPre-sessionalコースに入学し、そこでのテストやエッセーなどの一定の成績を合格すれば入学が許可される方法です。
実際に留学生の多くはPre-sessionalコースに通った後に大学院に入学してきている生徒も多く、そこで語学力を向上し、友達を作ってから入学してきているケースも多くありました。
また、もう1つの「NCUKの大学院留学準備コースから出願する」という場合は、IELTSなどのスコアを取得しなくてもこの準備コースに通うことで語学力が証明されるというものです。
ここでは語学力だけでなく、イギリスの大学院で必要なエッセーの書き方、Disseration(卒業論文)の書き方なども学べます。
詳しくはコチラをご覧ください。
この2つの方法をうまく利用すればイギリス大学院の合格率は高いかと思います。
実は、入学よりも卒業の方が大変!?
日本の大学や大学院のイメージだと入学が大変なイメージが強い方が多いでしょう。
一方で海外は入学は比較的容易ですが、卒業が大変なんです。
ここでは入学してから大変な思いをしないように、卒業の詳細も確認していきましょう。
まず、授業が大変!
日本では学生がチラホラ居眠りをしていたり、授業と関係のないことをしているなんてことは珍しくないかと思います。
ですが、そこはイギリスの大学院だけあって基本的には毎回の授業の前後にかなりの予習・復習が必要になります。
ビジネス系の専攻であれば、1教科100ページ以上にわたる文献を予習してきましょうなんて課題がゴロゴロ出ます。
従って、授業数は少ないのですが、日々何かの課題に終われる毎日になるのです。
日々の生活で授業についていくだけで必死です。
そのため入学できたからと安心できず、1年間卒業に向けて戦う覚悟が必要になります。
単位の取得もシビアな世界!
日本だと授業にちゃんと出席していたからなどとテストの点数が多少低くても忖度してもらって単位をもらうなんてこともあると聞きます。
ですが、海外はそこはシビアに評価され、授業にちゃんと出ていてもテストの点数やエッセーなどの提出物の評価が悪ければ容赦無く卒業できません。
テストの点数が悪かった場合、再テストや来年同じ授業をもう一度取れるなどの処置は取れますが、あくまでちゃんと授業・課題・テストをこなさないと卒業できません。
イギリスの大学院ということもあり、海外から優秀な学生が学びに来ているため必死に授業についていかなくては単位や修士号も取得できない可能性があります。
厳しいことを言いますが、入学後にあなたが挫折しないようにあえて現実をお伝えしてます。
ですが、この記事を読むなどちゃんと準備しているあなたであれば絶対に卒業(大学院修了)ができることでしょう。
まとめ
イギリス大学院への進学はしっかり資料を準備し、語学力を高めれば決してハードルは高くないです。
一方で卒業の方が難しいため、合格をもらったからと安心するのではなく、しっかり授業に備えることが大事です。
しっかり現実を知った上で有意義ななイギリス大学院生活を送れますように。