イギリスに入国する際、往復チケットが必要なんて話を聞いたことはありますか?
実際のところイギリス大学院留学で日本人学生はどんな航空券で入国しているのでしょうか。
2019~2020年にイギリス大学院留学をした私の経験をお話します!
航空券の種類
航空券というとFIXチケット(往復便の日付を決めて予約)をイメージされるかもしれませんが、留学生の間ではオープンチケットや片道チケットが多いです。
それぞれどんな特徴があるかお話します!
オープンチケットとは
オープンチケットとはFIXチケット同様、往復チケットになるのですが、帰国便の予約はせず搭乗区間(イギリスから日本という区間)だけを指定して購入する航空券を言います。
また、FIXチケットは有効期限が3か月程度ですが、オープンチケットの有効期限は1年間なので、大学院の入学日(到着日)は決まっているが、帰国日はまだ決めていない場合などに便利なチケットになります。
実際に私も渡英日を決めた時点では、1年後の帰国日までは確定できなかったのでこのチケットを利用しました。
有効期限内で希望の便に席の空きがあればいつでも予約ができますし、入国審査の際も帰国便のチケットがあるので安心してイミグレに入れました。
1年以内の帰国が確定していて、でも帰国日を前もって決められない場合に有効なチケットになります。
オープンチケットのデメリット
オープンチケットは融通が利く反面、少し注意が必要なところもあります。
例えば、予約を忘れて期限を過ぎたチケットはもちろん無効になりますし、期限内に手続きをしても有効期限以降の日付の予約は不可です。
そのため、滞在が1年以上になる時は別のチケットを考える必要があるでしょう。
また、GWや年末年始、夏休みシーズンなどのハイシーズンは追加料金が発生する場合があり、私のチケットもこの時期は1万円程度追加で払わなくてはいけませんでした。
その他、復路の予約は手数料無料ですが2回目以降の予約変更は手数料がかかり、エコノミークラスのオープンチケットからプレミアムエコノミーなどにランクアップする際も差額が発生します。
片道航空券
次に多いのが片道航空券です。
読んで字のごとく、片道分の航空券だけを購入するということです。
滞在が1年以上の可能性がある場合に有効です。
例えば大学院の本コース開始前にPre-Sessionalコースに入る場合、7月くらいからコースが始まるのでイギリス滞在は1年以上になってしまいます。
私の周りでも、Pre-Sessionalコースに行っていた日本人留学生はだいたい片道航空券で入国していました。
とくに彼らからイミグレでのトラブルの話は聞きませんでしたが、場合によっては片道航空券だけだと復路の航空券を購入できる資金証明の提示を求められることもあるようです。
イギリス大学院留学ではTier 4のVisaを事前に取得しているので、そこまで大事にはならないとは思いますが、もし片道航空券で入国する際はVisaや大学からの入学許可書、資金証明書などをすぐ出せるよう準備すると安心かもしれません。
また、航空券は往復で買った方が割安であることが多く、片道航空券だからと言って値段が半額になるということはないので注意が必要です。
チケットの購入場所は?
ここまで航空券の特徴をお話してきましたが、チケットはどこで買ったらいいのでしょうか?
詳しくお話します!
留学エージェント経由で購入
イギリス大学院留学の準備をしていた時、私はフルタイムで働いていたため航空券探しに手間をかけたくなく、留学エージェントであるBEO経由で航空券を購入しました。
ちなみにBEOは直接航空券を扱ってはいないので、提携会社のSTA TRAVEL(エスティーエートラベル)を紹介してもらうことになります。
やり取りは全てメールで、希望の渡航時期や空港などを伝えると航空券の候補をいくつか挙げてもらえ、その中から選びました。
値段は正直なところ、そこまで格安ではないです。
ただ、航空会社で正規に購入するよりは安いので、自分で格安航空券を探す手間を省きたい人にはいいかもしれません。
イギリスに行った後もオープンチケットの帰国便を手配する時は、担当者に日本語でメールをするだけで全て手配してくれたので、その点も良かったです。
旅行代理店やインターネットで探す
その他に旅行代理店やネットで格安航空券を探すこともできます。
イギリス大学院留学で私は格安航空券を使いませんでしたが、カナダやフィリピンに留学に行ったときはいろんな代理店を比較して一番安い航空券を利用しました。
ただ、格安と謳う代理店がすごく多いので自分で探して比較するとなると結構時間と手間がかかりました。(価格も日々変動するのでタイミングも大事)
社会人で仕事をしながらだと大変かもしれないので、状況に合わせて検討するといいかと思います。
有名なところで言えばHISやSkypicker、Expediaなどがありますし、色々なブログやサイトに格安旅行会社の情報も載っているので参考にしやすいです。
その他、できるだけお金を浮かせたい時は直行便ではなく経由便もあります。
日本⇒トルコ⇒ロンドンという感じに経由カ所が増えるごとに値段が安くなります。(その分、移動時間は長くなりますが…)
時間がかかってもいいから安い航空券を!という場合は、JALやANAではなく海外航空会社の経由便を検討してもいいかもしれません。
航空会社から正規購入
もう一つの購入方法としてJALやANAなどの航空会社から直接航空券を購入する方法もあります。
これは今まで紹介した中では一番値段が高くなってしまうのですが、裏技としてマイルが使えるということがあります。
例えば、JALのクレジットカードを利用して貯まったマイルを航空券に替えたり料金の支払に充てたりもできます。
実際に、イギリス滞在中の生活費を全てJALのクレジットカードで支払い、貯めたマイルで帰国便を予約していた日本人留学生もいました。
ただ、マイルで購入できるチケットは席数が少なくすぐ埋まってしまったり、通常の予約より便数も少ない時があるのでできるだけ早めにチェックするといいと思います。
まとめ
私が経験、見聞きした航空券の実態はこんな感じでした。
航空券→オープンチケットや片道航空券が多い
購入方法→留学エージェント経由、格安旅行会社、航空会社で正規購入
ぜひ、参考にしてください!