イギリス留学中に感じた、イギリス人の習慣や国民性は?イギリスあるあるから意外なタブーまで!

あなたはイギリス人やイギリスの国についてどのようなイメージを持ってますか?

サッカーファンが熱狂的?優雅に紅茶を飲んでいる?おしゃれな人が多い?

どれも合ってますが、ここではより詳しくイギリス人あるあるや習慣について解説していきます。

それって本当?イギリス人あるあるの真実とは

イギリスといえば、紅茶の国、サッカー大国などをイメージされる方は多いかと思います。

でも、実際にイギリス人は今でも紅茶を毎日飲んだり、サッカーを観戦するの?

気になるイギリスにまつわるあるあるを検証してみます。

イギリスは紅茶大国?いつも片手に紅茶を!

イギリスといえば紅茶の国!

紅茶なしではイギリスを語ることはできません。

17世紀にオランダが中国からお茶を仕入れ、イギリスやフランスなど近隣国に販売したのをきっかけに、イギリスでは王室をはじめ上流階級の人々にお茶が愛されるようになりました。

オランダがアジアのお茶の貿易を独占していることを好ましく思わなかったイギリスは、イギリスに流通するお茶はイギリス政府に認定された船のみと「航海条例」を宣言。

遂には英蘭戦争が勃発し、また19世紀にはお茶の貿易条件を巡って中国とアヘン戦争を開始します。

このように、お茶の存在はイギリスの歴史をも動かしてきたのです。

2017年に行われたイギリス人の紅茶消費量の統計では、68%が毎日紅茶を飲み、その内37%が1日に2~3杯、21%が4~5杯もの紅茶を飲むと回答しています。

大学でも研究室や教授の部屋に行くと、必ず紅茶が常備してあり、まずお茶を淹れてから議論や研究がスタートするといった光景も珍しくありません。

Tea Break、Afternoon Tea、High Tea など1日に何度もお茶を飲む習慣があるのも、紅茶に対する並々ならぬ愛の表れであるといえますね。

雨が降っても平気なの?傘を差さないは本当?

「イギリスの1日には四季がある」

移り変わりの激しいイギリスの天気はよくこう表現されます。

曇り空と雨のイメージが定着しているイギリスは、本当に雨が多い国です。

豪雨とまではいかなくても、パラパラと小雨が降ることが日本の比じゃないぐらい多いのです。

イギリス人も慣れているのか、雨が降ったからといってよほどの土砂降りじゃない限り、傘を差す人は少ないのが事実。

雨が降るとフードを被って歩いている人をよく見かけます。

農業や園芸が盛んな面が影響しているのか、ウィンドウブレイカーや防水性のジャケットを愛用している人も多く、雨を凌ぐにはぴったりのアイテムです。

これだけ頻繁に雨が降る国ですが、折りたたみ傘を常備している人は意外と少なく、朝から雨が降らない限り傘を持ち歩いている人もあまり見かけません。

熱狂的なサッカー愛!

イギリス人にとってサッカー(イギリスではフットボール)はとても重要なスポーツ!

熱狂的なファンはもちろん、そこまで夢中じゃない人も応援しているチームがあったりと、サッカーに対する愛は相当なもの。

「昨日の試合見た?」とあいさつや会話のきっかけになったり、話の中心になることが多いサッカー。

特に週末の試合は、めちゃめちゃ盛り上がります!

その盛り上がり様は、朝の電車からすでに始まっています。

週末の朝電車に乗ると、ホリデイシーズンでもないのに車内はノリノリの大人たちで満員!

みんなサッカーの試合を観戦しにスタジアムへ向かうのです。

もちろん、帰りの車内も観戦の興奮さめやらずで大賑わい。

また、大型モニターのあるパブでは必ずサッカーの中継が映し出されており、みんな試合にくぎ付けになります。

物は大切に!リサイクル品も積極的に取り入れるのがイギリス流

モダンでスタイリッシュなデザインより、温かみのあるデザインが好まれるイギリス。

それは古くから何世代にも渡って家や家具、日用品を受け継いできたイギリス人の習慣がや伝統によるものなのかもしれません。

積極的にセカンドショップを利用すると節約にもなりますよ!

物は大切に!アンティークやリサイクルショップを利用しよう

古いものほど価値がある。

これはイギリスという国で何百年とわたり受け継がれてきた普遍の価値観かもしれません。

ヴィンテージ、アンティークのお店は本当によく見かけますし、週末になると町の中心地や大型倉庫を貸切って、ヴィンテージ・アンティークフェアや町の中心地でマーケットが開催されます。

古着好きの学生から上質な掘り出し物目当ての大人まで、幅広い年齢層がこうした催事に参加します。

また、町にセカンドショップが多くあるのもイギリスの特徴。

日本だと敬遠されがちなリサイクル品も積極的に日常の中に取り入れるのがイギリス流の物との付き合い方。

最近は特に環境問題の関心から、エコやサステナビリティを重視する人が増えたことでセカンドショップに対する意識も変化しつつあると思います。

実は、留学生の心強い味方にもなるセカンドショップ。

学生寮の生活用品を一から揃えるのはお金がかかりますが、セカンドショップに行くと卒業生が学生生活で必要なものを残してくれてることが結構高い確率であります。

特にフライパンやお鍋、ケトルなどキッチン用品はとても助かります。
*ほとんどの大学寮では、キッチン用品は各自で揃えることになっています。

町中だけでなく、キャンパス内にもセカンドショップのある大学もあるので、ぜひ一度調べてみてくださいね!

意外と知らない?!欧米=スキンシップ文化はイギリスに当てはまるのか?

アメリカやヨーロッパでは、スキンシップは一種のコミュニケーションとして日常的に見られます。

しかし、イギリスではその習慣が当てはまらないことも?!

スキンシップはしないのが正解?

欧米=スキンシップが激しい。

公の場でほとんどスキンシップの習慣を持たない日本人からすると、欧米のスキンシップ文化にはついつい圧倒されます。

ヨーロッパでも、スペイン、イタリア、フランスなどラテン文化が根付いている国では、日常のあいさつからスキンシップは当たり前の行為。

しかし、イギリスでは過剰なスキンシップは好まれません!

親しくなってもあいさつ時は、笑顔で手を振るか握手がほとんどです。

よっぽど中を深めて親密な関係にならないと、ハグやフランスのようなあいさつ時のチークキスをすることはないでしょう。

相手との一定の距離を保つのはイギリス人の美徳かもしれませんね。

この点は同じ島国の日本と似た感覚なので、留学中は特に気にする心配はいりません。

まとめ

イギリス人は、他の欧米人に比べてあまり感情を表にせず、冷静で落ち着いた人が多いです。

それは私たち日本人とどこか似ているように感じます。

定番のイギリスあるあるから、意外と知られていないスキンシップのタブーまでイギリスの国民性や習慣についてお伝えしました。

最後に、色んな人がいますが、一般的にイギリス人はとても親切で優しい人が多いのも事実。

留学中は積極的にコミュニケーションを図ってみてくださいね!