現金主義の日本も徐々にカード文化になってきましたが、イギリスはどうなのでしょうか?
国も違うとカードでのトラブルがあったら心配になりますよね?
ここではイギリスのカード社会の状況やどのようなカードを持つ方がよいのか説明していきます!
現金もいいけどやっぱりカードが便利で安心!
想像以上にカード社会?!
イギリス留学にカードはやっぱり必要なのでしょうか。
防犯や留学生活を快適にするために!カードを用意しよう
イギリスに限らず海外では、大金を持ち歩くことはとても危険。
治安の問題もありますが、日本人は大人しく抵抗しないイメージがあるのでスリの標的にされやすいのは事実です。
キャッシュレスが進み日本でも現金を持ち歩かない人は以前より増えたかと思います。
しかし、海外のカード社会に比べたらまだまだ現金主義なところがある日本。
使い慣れないけど、カードはやっぱり用意すべき?
答えはYESです!
イギリスでは、スーパーをはじめレストラン、郵便局、駅の切符売り場など至るところでカード支払いが浸透しています。
また、留学中は週末や休暇にイギリス周辺国へ旅行にいく計画を立てる方も多いでしょう。
そうした場合、航空券やホテルのほとんどはネットで購入することになるので、カードを持参しておかなければなりません。
防犯のためにも、留学生活を快適に過ごすためにもやはり、カードは用意すべきです。
悪用されたりしない?!気になるカードの安全面やメリット
気になるカードの安全面や意外なメリットをお伝えします!
また、日本人が対象にされやすいスリには十分ご注意ください。
カードは安全?気になるカードのセキュリティ性
カードは確かに便利だけど、悪用されたりしないの?
また、カード自体が盗難されたり、無くしてしまったらどうしよう!?
はじめてカードを持つ方は、こうした不安や不信感を抱くかもしれませんね。
でも、現在発行されているカードのほとんどは、スキミング対策のため「ICチップ」が搭載されているので安心です。
スキミングとは、代表的なカード犯罪の一つで「スキマー」と呼ばれる専門の機械でカードを読み取ることを指します。
読み取ったカード情報を基に偽造カードを作るのが目的です。
この悪意ある犯罪防止のため、ICチップが利用されるようになりました。
わずか数ミリの大きさのICチップですが、膨大な情報を記録しておりセキュリティ性も高く、日本でも搭載が義務化されています。
カードの情報は暗号化されているので、偽造はほぼ不可能。
また、暗証番号で決済できるので、万が一カードを盗難されたり、紛失しても悪用されるリスクも低いといえます。
チップもカードで支払える!
アメリカほどチップ文化はありませんが、それでもレストランやホテルを利用した際はチップを支払うことがマナーとされているイギリス。
例えば、ホテルで荷物を運んでもらった際にドアマンに渡したり、チェーン店ではないレストランでサービスを担当してくれたウェイターにお礼の意味を込めて払うなど、意外と多くの場面でチップ文化に遭遇します。
基本的に、支払い金額の10%が相場とされているので、小銭を用意しておく必要があります。
しかし、実はこのチップもカードで支払うことができるのです!
もちろんドアマンやタクシーの運転手には、直接渡すので現金になりますが、レストランを利用した際は支払額にチップ代金が含まれていない場合(現金で支払う)と、自分でチップの額を決めてカード払いができる場合があります。
イギリスではすでに浸透しているこのスタイルも、なんだか新鮮に感じますね!
慣れれば至るところでカードの便利さに気づきます。
カードの場所は常に把握しよう!スリにも気をつけて
冒頭でも述べましたが、日本はスリが少なく、外国人も安心して旅行ができると高く評価されているほど盗難とは無縁の国です。
しかし、残念ながら特に大都会ロンドンを中心にイギリスでは貴重品の盗難が多発しています。
現金やカードはその対象に最もなりやすいので、最大限注意しましょう。
街に出ても気を緩めず、カードを使った後はどこにしまったか、何度も確認するクセをつけて下さいね。
中には警察を装ってカードの提示を求めてくる悪質なケースもあります。
しかし、本物の警察がパスポートや身分証明書以外の物を提出するよう求めることはありません!
相手の巧妙な話術や、圧力に押されて、ついうっかりカードを渡してしまったらおしまいです。
はじめは慣れない地での生活に加えてこのようなリスクが高いことから、街に出ると日本ではいらない緊張感や警戒心が必要になります。
これが意外とエネルギーを使うので、少しの外出もはじめの内は結構疲れてしまいがち。
しかし、防犯のため、留学生活を快適に楽しく過ごすためにも必要なことなので、カードから目を離さないようにしましょう!
クレジットカード、デビットカードどっちにしたらいいの?
カードを作ることは決めたけど、どのカードが留学に適しているのか?
クレジットカード、デビットカードを比較しながらご説明します。
イギリスではどっちが主流?
クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード・・・カードにも様々な種類があります。
日本ではカードといえば、クレジットカードのイメージが圧倒的に多いでしょう。
世界シェアの半数を占めるVISAカードと、約30%を占めるマスターカードの2大ブランドが主流です。
イギリスでも主流なのは、やはりVISAカード。
これさえあれば、まず問題はないでしょう。
イギリス以外の国でも、もちろん日本でも全国各地で使うことができます。
しかし、実はイギリスでは年々クレジットカードの使用は減少傾向。
クレジットカードより圧倒的に普及しているのがデビットカードです!
自分の銀行口座からお金が引き出されるデビットカードは、手軽に利用でき使いすぎの心配もないのが大きなメリットといえます。
クレジットカードとデビットカードの違いを比較!
クレジットカードとデビットカードの違いを具体的にご説明します。
やはり、一番大きな違いは、カード発行の審査の有無です。
英語で信頼を意味するクレジットカードは、利用額を返済できる能力があるか見極めるために審査が必須です。
対してデビットカードは、利用額が即時自分の口座から引き落とされるので、そもそも返済義務がありません。
その他の違いは、以下の通りです。
- 支払い方法
クレジットカード: 後払い
デビットカード: 即時払い - 支払い回数
クレジットカード: 1、2回払い、分割払い、リポ払い、ボーナス払い
デビットカード: 1回払いのみ - 利用可能額
クレジットカード: 審査結果に基づいた利用限度額の範囲
デビットカード: 口座残高、利用限度額(自分で設定可)の範囲 - 海外での引き出し
クレジットカード: 借入として可(キャッシング扱いになるので利息が発生!)
デビットカード: 自分の貯金口座から引き出し可
クレジットカードは利息が発生したり、ついつい使いすぎてしまう点から倹約必須の留学生はデビットカードがおすすめかもしれませんね。
現地で口座開設する人も多いかと思いますが、留学中にクレジットカードを作るのは至難の技。
そもそも学生を対象にしたクレジットカードが少なく、さらに留学生の場合はビザや各種証明書の提出が大変な上、審査も通りにくいでしょう。
その分、デビットカードは口座開設と同時に発行でき、残高を把握しながら利用できるので安心して利用できます。
まとめ
スーパーやカフェなど日頃の小さな支払いから、航空券や授業料など大きな額を支払う機会もある留学生活。
防犯のためにも現金は最低限にして、カードを持参することをおすすめします。
現金を両替するより、ATMで現地通貨を引き出した方が手数料も少ない点もメリット。
また、カード1枚だけでは紛失や悪用された時のリスクが高いので、日本と現地でそれぞれ1枚ずつ用意したりと2枚以上持つといいでしょう。
手数料や特徴を比較して、自分にあったカードを選んで下さいね!