リヴァプールの魅力を紹介!留学情報から日常生活まで

リヴァプールFCに代表されるように、リヴァプールはサッカー・イングランド・プレミアリーグのファンならピンとくる地名だと思います。

今回はそんなリヴァプールについて、留学の観点から留学情報、日常生活について詳しく解説していきます。

1点種明かしをしますと、サッカーについて学べる可能性があります。

リヴァプールはどんな場所?

まず初めにリヴァプールの地理を抑えておきましょう。

貿易で発展した街

12世紀までは村でしたが、以降都市建設が行われるも16世紀までは人口は1000人にも満たないものでした。

17世紀になると近郊のチェスターが泥の堆積によって港湾機能が劣化し始めるとリヴァプールは製造業と共にイングランド北西部の貿易拠点として発展を遂げました。

これが海商都市と言われる所以ですが、この時期は奴隷貿易が最も活発な時期でもあったので負の歴史も含められます。

ピーク時には人口は80万人を超え、ロンドンに次ぐ都市とも言われました

ビートルズゆかりの地

リヴァプールは世界的に愛されたバンドであるビートルズゆかりの地でもあります。

これは何故かというとビートルズというバンド自体がリヴァプールで結成されたからです。

リヴァプールは他にも多くのミュージシャンを輩出し、リヴァプールサウンドという言葉も生まれました。

典型的なイングランドの気候

冷涼な夏と冬場を中心に降雨日数の多い典型的なイングランドの気候です。

ただし、ロンドンなどのように夏の最高気温が20℃台に届く都市が多い一方で、リヴァプールの場合は8月であっても平均最高気温は20℃台に届きません。

冬の場合はというと最高気温は概ね7℃前後なので北ヨーロッパとしては比較的に温暖な冬と言えます。

リヴァプールの大学院

リヴァプールには大学院が3校あります。

リヴァプール大学

まず初めに紹介するリヴァプール大学は世界で最初に建築学科を創設した名門大学として有名で、いわゆる赤レンガ大学の一員でもあります。

また、ヨーロッパ最大級の歯科研修施設があることでも知られ、歯科医を目指す人にも一目置かれています。

3万人以上の学生を擁するリヴァプール大学は主に3学部で構成されており、保健・生命科学部(医学や歯学、獣医学など)、人文・社会学部(法学や人類学など)、理工学部(環境学や電気工学など)から成っています。

リヴァプール大学公式サイト(英語)

リヴァプール・ホープ大学

前身は教員養成学校のようなものだったリヴァプール・ホープ大学は現在約8,000人の学生を擁します。

規模でこそリヴァプール大学にはかないませんが、60以上もの国からこの大学に留学生として学びに来ているので留学先としての検討の余地はあります。

主に2学部で構成されており、人文・教育・社会学部(経済学や人類学、教育学など)と理学部(生態学、保健学、地学、コンピューターサイエンスなど)の2学部にさらに学科が入っています。

リヴァプール・ホープ大学公式サイト(英語)

リヴァプール・ジョン・ムーア大学

大学としては1992年からと歴史が浅いですが、前身機関は1823年に創立されたものなので古典的な建築のキャンパスが特徴的な大学です。

主に5学部で構成されており、法・経済学部、人文・社会学部(美術、教育学なども含む)、保健学部、理学部、そして工学部(応用数学やコンピューターサイエンスなども含む)の5学部から成っています。

特筆すべきはサッカーやポップミュージック(リヴァプールサウンド)、ダンスといったリヴァプールにゆかりのあるものを専門的に扱う専攻分野もある点で、ひと味違う学業体験を味わえること間違いなしです。

リヴァプール・ジョン・ムーア大学公式サイト(英語)

住み心地は?

これまで主に地理や留学情報について紹介してきましたが、果たして住み心地はいかがでしょうか。

家賃

45㎡の部屋を借りる場合、平均的な家賃としては月80,000円前後とイギリスの中では破格の安さです。

しかし、現地の不動産屋とのやり取りは面倒なのでここは大学の住居斡旋サービス(Accommodation)にお任せしましょう。

時間だけでなく、安ければ月あたりの家賃を安ければ60,000円前後までさらに押し下げることができるので金銭的にも節約できます。

リヴァプール大学:Accommodation

リヴァプール・ホープ大学:ACCOMMODATION

リヴァプール・ジョン・ムーア大学:Accommodation

物価事情

結論から述べるとリヴァプールの物価はイギリスではトップクラスの安さで、東京よりも2割強安、ロンドンよりは3割強安です。

さすがに外食は高くなりますが、自炊生活をすれば牛乳1Lは90円台、トマトとジャガイモはそれぞれ1㎏あたり177円と86円という衝撃的なまでの安さです。

衣服にしてもイギリスの中では比較的に安く買いやすく、Zaraのようなブランドでもものによっては日本よりも安く買えます。

交通事情

市内交通については地下鉄が主役で、ロンドンの次に忙しい地下鉄としても知られています。

特にサッカーの試合前後はとりわけ賑わいます。

他に市内バスの路線網も張り巡らされており、川の反対側の地区についてはフェリーで移動できます。

中長距離の場合、鉄道が主役で、市内のターミナル駅はライムストリート駅になります。

ロンドン(ユーストン駅)行の列車に加えてニューカッスルやマンチェスターなどの各都市と向かう列車も運行されており、マンチェスター空港からも鉄道で結ばれています。

北アイルランド方面へ向かうフェリーも運行されており、旅の拠点としても申し分ないです。

サッカーファンは覚えておくと便利:Red or Blue?

特にサッカーファンに覚えてほしいのがリヴァプールで「Red or Blue?」と聞かれたときの対応です。

リヴァプールを拠点としているサッカークラブはリヴァプールFCとエヴァ―トンFCで、それぞれチームカラーは赤と青です。

リヴァプールFCのファンであれば「I’m Red 」、エヴァ―トンFCのファンであれば「I’m Blue」と答えればこれでローカルの仲間入りです。

リヴァプールの見所

まとめに入る前にリヴァプールの見所を1ヶ所選んで紹介します。

巨大では不十分?リヴァプール大聖堂

リヴァプールと言えばサッカーやビートルズ、貿易で栄えた海商都市というイメージが高いですが、それとは別にスケールの巨大さに心を奪われるのがリヴァプール大聖堂です。

高さが35mにも上るこの教会はもはや1棟の孤高の高層ビルかのようにどっしりそびえたっています。

そのため、リヴァプールで最も迫力に満ちた名所のひとつです。

まとめ

これまでリヴァプールについて、留学情報から日常生活に関する情報まで紹介してきました。

財布に優しく、サッカーや音楽の名所でもあり、大学院のカリキュラムもまた魅力的な街と言えます。

そんなリヴァプールで刺激的な留学をしてみませんか?

検討している間についでに赤組に入るか青組に入るかも考えておくといいかもしれませんね。