ニューカッスルの魅力を紹介!留学情報から日常生活まで

唐突ではありますがイギリスへの留学というとロンドンやオックスフォードあたりを真っ先にイメージする方が多いのではないでしょうか。

もちろん留学するには魅力的な場所ですが、他にも魅力的な場所はまだまだあります。

今回紹介する地域はイングランド北部にあるニューカッスルです。

日本での知名度はサッカーを除けばあまり高くないように思われますが留学するにあたって選択肢に入れていいような場所です。

ニューカッスルはどんな場所?

ニューカッスルを紹介する上でまずはニューカッスルがどこにあってどんな場所なのかを知っておきたいところです。

イングランド北部の産業都市

厳密にはニューカッスル・アポン・タイン(Newcastle upon Tyne)というのが正しい名称ですが、ここではニューカッスルとします。

そんなニューカッスルはイングランド北部に位地しており、そこからさらに北上すると間もなくスコットランドに入ります。

ニューカッスルはもともと鉄鋼業や造船業が盛んだった都市で、19世紀には全世界の1/4にわたる船舶がニューカッスルで造られました。

現在では金融・サービス業がニューカッスルの経済の中心を担っています。

イギリスの中では比較的に乾燥してる?

イギリスの冬というと寒い上にひたすら雨の降り続ける天気が特徴的ですが、ニューカッスルの場合は事情が異なります。

ニューカッスルは実はイギリス国内で最も乾燥している都市で、そんな事情もあって日照時間もイギリスの各都市と比較すると長くなっています。

冬は寒さが厳しくなる点は否めませんが、雨があまり降らない点と日照時間の長い点を踏まえれば過ごしやすい街です。

アクセス

ニューカッスルはロンドンからエジンバラ・グラスゴー方面へ向かう道中にあり、マンチェスター方面からも鉄道路線が合流しているので交通の要衝でもあります。

ロンドンからはヨーク経由で特急列車で3時間前後です。

ニューカッスルには国際空港もあり、国内線やEU方面路線の他、エミレーツ航空などといった長距離路線も少ないながらも乗り入れています。

空港と市内はメトロで結ばれており、30分前後です。

ニューカッスルの大学院

ニューカッスル市内には2つの大学院があります。

ニューカッスル大学

ニューカッスルを代表する総合大学で、120か国以上からの留学生がここで学んでいます。

総合大学としての創設は1963年ですが、この大学はもともとダラム大学の医学科が独立してできたもので、その歴史は19世紀半ばまで遡ります。

コースは人文・社会学部、医学部、理学・農学・工学部の3つに大別されています。

赤レンガの建物が特徴的な広いキャンパスの中には博物館、天文台、広大な図書館、スポーツ施設、学生会館など、様々な施設が完備されています。

ニューカッスルの中心部からも近いのでアクセスも良好です。

ニューカッスル大学公式サイト(英語)

ノーザンブリア大学

ノーザンブリア大学もまたニューカッスルを代表する総合大学です。

キャンパスはシティーキャンパスとコーチレーンキャンパスの2つがあります。

シティーキャンパスは芸術・デザイン・社会学部と商・法学部のメインキャンパスになります。

コーチレーンキャンパスは教育学や保健学が中心のキャンパスです。

2つのキャンパスはそれぞれ無料のシャトルバスで結ばれています。

学部はシティーキャンパスで前述したものに加えて工・環境学部と保健学部があります。

ノーザンブリア大学公式サイト(英語)

住み心地は?

ここまでニューカッスルはどんな場所か、ニューカッスルの大学院について解説してきましたが、住み心地の方はいかがでしょうか。

留学するということは長期にわたってその土地に住むということですから、住み心地もまた重要な判断軸です。

家賃は概ね45,000円前後~/月

ニューカッスルの標準的な家賃は45㎡の賃貸で12万円前後/月ですが、大学のアコモデーションサービスで大学寮や提携賃貸物件を安く利用できるので参考にはなりません。

例えばニューカッスル大学との提携物件はエリアによってばらつきはありますが安いものだと45000円前後/月で利用できます。

家賃の範囲は概ね45000~90000円前後/月で、ニューカッスルの標準的な家賃を下回っています。

先述したような物件は大学の窓口を通して契約するので楽なところも嬉しいです。

家賃や賃貸について詳細は下記のサイトを参考にしてください。

ニューカッスル大学公式サイト:Accommodation overview(英語)

ニューカッスル大学公式サイト:Accommodation(英語)

ノーザンブリア大学公式サイト:Accommodation(英語)

物価は安い方

イギリスというと物価が高いイメージがつきやすいですがニューカッスルはイギリスの中では物価が安い部類に入ります。

例えば食料品についてはLサイズの卵12個で約280円、トマトは約231円/1㎏、鶏むね肉は約424円/500gと言った具合で、ロンドンと比較すると食費は15%安いです。

ニューカッスルの物価は全体的にロンドンよりも水準が低く、ニューカッスルでの生活費はロンドンの3割引きと考えればいいです。

交通事情

ニューカッスル市内は公共交通機関が充実しています。

市内には路線バス網が張られている他、メトロも運行されています。

主要な長距離列車も発着しており、ヨーロッパ各地へ出発する空港もメトロで40分なので短・長距離移動が共に便利です。

夏の寒暖差は要注意!

前半にニューカッスルの気候は過ごしやすいと述べましたが夏場は要注意です。

夏でも最高気温は25℃程度と快適ですが夜は気温が10度台かそれ以下まで落ち込みます。

夏場は寒暖差の大きい日々の連続なので体調管理には細心の注意を払うようにしましょう。

ニューカッスルの見所

まとめに入る前にニューカッスルの見所を紹介します。

名前の由来になった城:カッスル・キープ

市内には名前の由来となった城が現存しています。

カッスル・キープという城は1678年に現在みられる石造りの城となり、その後の産業革命に伴う鉄鋼・石炭産業由来の煤で黒ずんでいます。

隣にはニューカッスルを代表する教会のひとつであるセントニコラス大聖堂があります。

タイン川を渡る歴史的な橋

市内を流れるタイン川に7つの橋がかかっており、どれも名所として知られています。

中でも緑の大きなアーチが特徴的なタインブリッジはニューカッスルを代表する橋として親しまれています。

ヨーロッパ最大級のショッピングモール:Intu Metrocentre

ニューカッスルはヨーロッパ最大級のショッピングモールを擁することでも知られています。

Intu Metrocentreは約20万㎡もの広大な敷地内に350もの店舗を構えています。

ニューカッスル市内の中心部から西へ約5㎞です。

まとめ

結論として、ロンドンよりも低い物価と比較的に乾燥している上に日照時間も長い気候でニューカッスルは過ごしやすい街だと言えます。

また、市内の大学院も魅力的な学習環境を提供しており、留学先としても魅力があります。

これを機にニューカッスルへの留学を検討してみるのはいかがでしょうか。