イギリス大学院留学が期待と楽しみにあふれている一方で、「イギリスの食事事情」に不安を覚える方が多いのも事実。
最初は慣れない自炊も、現地スーパーや学食を活用しながら少しずつ慣れていきましょう!
イギリス留学の食生活
伝統と歴史あるアカデミックなキャンパス、世界中から集まる留学生や現地学生との出会い、志望校で勉強に専念できる喜び。
イギリス大学院留学を控えている方は、見知らぬ土地での生活に希望と期待で胸が高鳴ります。
しかし、一方で「イギリスの食事事情」に不安を覚える方が多いのも事実。
イギリス=食事がまずい、と言うイメージが日本では先行しがちですが、実際のところはどうなのか?
イギリス留学の食事事情を解説していきます。
「イギリス料理は不味い」は昔のこと?
古くから、「イギリスは食事がまずい」と言った固定観念が定着しているのは事実。
その理由は諸説ありますが、イギリス人の食への関心が低いことが原因と言えるでしょう。
フランスやイタリアの様に、料理に斬新なアレンジを加えることはなく、至ってシンプルな調理法が歓迎されてきました。
白身魚のフライとフライドポテトを合わせた「フィッシュアンドチップス」は、今でも老若男女問わずイギリス人から愛されている国民食。
好みで塩と酢をかけるだけのとってもシンプルなこの料理は、イギリスの食文化を物語っていると言ってもいいですね。
しかし、ロンドンを中心にアジア、アフリカ、中東など様々な国の文化が入り混じる現代のイギリスでは、国際色豊かな食事を楽しめます。
物価の高いイギリスで留学生活を送るには、とにかく節約!と財布の紐は固く結ぶに限りますが
中華料理や、トルコのケバブ、ベトナムのフォーなどは比較的安いので、息抜きに外食も楽しみましょう。
大学の学食サービスや催事をこまめにチェック!
イギリスの食生活は、留学する都市に大きく左右されると言っていいでしょう。
と言うのも、大都市・ロンドンの場合、安価なレストランやスーパー、ジャパニーズセンターやアジアンマーケットが充実しているので、食に困ることはほぼないでしょう。
しかし、ロンドンを離れると一気に田園風景が広がるイギリスにおいて、地方都市の食生活は大きく変わります。
日本の田舎と同じく大手スーパーが町に一軒だけ、と言った現象も珍しくありません。
その場合、大学内のミニスーパーを活用しながら、1、2週間に一度大手スーパーに買いだしに出かけるといいでしょう。
キャンパス内で地元の農家や飲食店によるマルシェが開催されることもあるので、日頃からこまめに大学のホームページをチェックすることもおすすめします。
試験や課題提出前で自炊する時間がない場合は、キャンパス内のフードコートを利用しましょう。
また、大学によって学生寮の生徒を対象に、朝昼晩の3食を提供するを学食サービスを実施している所もあります。
例えば、エクセター大学は朝食を£3.95、夕食も£4.70と大変リーズナブルな価格で提供しています。
酪農大国のイギリスは地元農家の支援が手厚く、大学側も学食のメニューに取り入れて積極的に地産地消に取り組んでいます。
自分が留学する街で採れた野菜や乳製品を味わうのも、留学生活の楽しみの一つ。
週に一度や休日のブランチなど、毎日は厳しいけどたまの息ぬきに利用してみるといいですね。
イギリス留学の必須情報!現地スーパーと便利なデリバリーサービス
イギリスで自炊生活を送るには、スーパーの情報をいち早く把握するのがポイント!
学費や家賃は節約できないけど、食費は唯一自分でコントロールできる出費です。
かしこいお買い物術を身に付けて留学生活を乗り切りましょう!
自炊生活で欠かせない、イギリスのスーパー事情
自炊は留学生の鉄則とも言えます。
英語での慣れない授業や課題、クラスメイトやフラットメイトとの交流、大学主催のアクティビティに参加…
いざ留学生活がスタートすると、想像以上にやる事がたくさん!毎日が慌ただしく過ぎていきます。
そんな中、自炊をするのは時間もお金も惜しくなりますが、買い出しや料理をする時間は意外とリフレッシュにもなります。
キャンパスの次に通う率が高くなるであろう、イギリスのスーパーを大手順にまとめてみました。
・TESCO イギリス最大のスーパーマーケットで比較的安価な品揃え。
・Sainsbury’s TESCOに次ぐイギリスの大手スーパー。
自社オリジナルブランドもあり、大型店では食器や衣類など日用品も手に入ります。
・Asda ロンドン郊外や地方都市でよく見る24時間営業の大型スーパー。
大型店なのでホームセンターの様に食品以外の品揃えも豊富です。
この他に、冷凍食品に特化したIceland、ドイツ系ディスカウントスーパーのLidlもおすすめです。
デリバリーサービスを有効活用しよう!
上記でご紹介したスーパーのほとんどは、オンラインショッピングを実施しています。
週に一度の買い出しが、試験前や課題の提出前になると2、3週間に一度になることも学生生活ならでは。
そんな時に便利なのがこのオンラインショッピング、つまりデリバリーサービスの活用です。
TESCOは、£40以上からデリバリーサービスを行っていますが、最低金額に達しない場合でも£4の配達料を支払うとデリバリー可能です。
Sainsbury’s も同じく£40以上の買い物でデリバリー可能ですが、£100以上だと送料が無料になります。
数週間の食料とは言え、£100以上の買い物は気が引けますが、ここで友人たちを誘って一緒にオンラインショッピングしてみてはいかがでしょうか?
フラットメイトやクラスメイトとスーパーのアカウントをシェアして、みんなで買い物をするのはにぎやかで楽しい一時です。
試験終了後の打ち上げパーティーや週末の食事会を開催する時も、このデリバリーサービスはとても便利。
定期的に集まって注文したり、それぞれオーダーした食材や商品をシェアすることで友だちの輪も広がります。
まとめ
今回は、自炊を前提に現地スーパー情報やその活用方法をお伝えしました。
友人たちとシェアしながらデリバリーサービスを利用したり、学食や外食を活用してイギリスの食生活を楽しみましょう。
みんなでそれぞれの国のご飯を作って持ち寄りパーティーをするのもおすすめ!
最初は慣れない自炊も、現地スーパーや学食を活用しながら少しずつ慣れていきましょう。