イギリスの名門大学を代表するオックスフォード大学のある大学都市として知られているのが今回紹介するオックスフォードです。
オックスフォードというとオックスフォード大学のイメージが先行することに無理はないのですが、オックスフォードでの日常生活はイメージしにくいのではないでしょうか。
そこで今回はオックスフォードについて留学にお役立ちな情報と日常生活事情を交えながら紹介していきます。
オックスフォードはどんな場所？
まずはオックスフォードがどんな場所なのかを確認していきます。
大学都市
冒頭でも述べましたがオックスフォードは大学都市です。
そのため、オックスフォード市内には大学建築物が多く点在している他、市内人口の多くは大学関係者が占めています。
なお、後ほど詳しく解説しますが大学都市とは言ってもロンドンのように40以上あるのではなく、オックスフォードの場合はオックスフォード大学を中心として4校しかありません。
なお、その4校の中にイランに拠点を置くイスラーム自由大学オックスフォード校(AUO)が含まれます。
冷涼湿潤な気候
オックスフォードの気候はロンドンとよく似ており、降水日数が多く、夏も涼しいです。
強いて違いを述べるとすればロンドンよりもやや降水量が多く、夏場はロンドンよりもやや涼しい点でしょう。
それ以外では特筆する違いはありませんが、暖かい時期は1日に四季があると言われるほど寒暖差が激しいので要注意です。
アクセス
ロンドンからはパディントン駅から特急列車を使って1時間か、もしくは長距離バスで2時間弱でアクセスできます。
そのため、ロンドンは日帰り圏内にあるのでロンドンから通学することも不可能ではありません。
オックスフォードの大学院
先述した通り、オックスフォード市内には大学が4校あります。
その内、大学院コースのある大学を3校紹介します。
オックスフォード大学
世界で3番目に古く、英語圏では最古となる名門総合大学で、世界の大学ランキングで1位に輝いた実績があります。
オックスフォード大学には39ものカレッジがあり、そのカレッジの中で学位を取得する仕組みになっています。
中には大学院生のみを受け入れるカレッジもあり、大学院コースの詳細については下記のサイトを参考にしてください。
なお、余談ですがオックスフォード大学のカレッジのひとつであるクライストチャーチ・カレッジのホールはハリーポッターのロケ地でもあります。
オックスフォード・ブルックス大学
オックスフォード・ブルックス大学の前身はオックスフォード大学の芸術学部でした。
そこに他の人文系の分野などが加わり、後にオックスフォード大学から独立して今に至ります。
現在、経済学や保健・生命科学、技術・デザイン・環境学（芸術含む）の分野でコースが提供されています。
AUO(イスラーム自由大学オックスフォード校）
変わり種ではありますが参考までにAUOも紹介させていただきます。
イスラームという言葉こそ入っていますが取り扱っている学問分野は様々です。
大学院のコースでは国際法、刑法、国際関係論、貿易法、経済学、商学、建築学、心理学などといった分野で履修することができます。
住み心地は？
教育環境が実に魅力的な大学都市オックスフォードでしたが、住み心地もまた侮れません。
家賃
標準的な家賃は45㎡の部屋で月12万円前後ですが、大学の住居斡旋サービスを使えばさらに安くすることができます。
例えばオックスフォード大学の住居斡旋サービス（学部生と院生で分けられており、今回は院生向けのGraduate Accommodationを使います）を使ってみましょう。
月あたりの家賃に幅はありますが58,000～100,000円で、最大で5割近く節約することができます。
詳細については下記のサイトを参考にしてください。
Graduate Accommodation：Rent information（英語）
物価は安い方
結論から述べるとロンドンより安いだけにとどまらず、生活費は総合的に日本の1割引きです。
日本より費用がかかるのは衣服だけで、それ以外は全て日本よりも安いです。
例えば食費についてはトマトは230円/1㎏、ジャガイモは175円/kg、鶏むね肉は422円/500gと大変安上がりです。
ただし、外食については税率が高い関係で日本の１～5割増しと考えましょう。
交通事情
オックスフォード市内にはロンドンのように地下鉄は走っていません。
そのため、オックスフォードの市内交通はバス（それも多くは2階建て！）か徒歩が中心になります。
バス路線網はシティーセンターを中心に展開しており、運賃は距離によって幅はありますが片道運賃は267～400円前後、往復運賃なら400～667円前後とリーズナブルです。
ただし、街中での移動範囲はあまり広くないので徒歩でも十分な場合が多いです。
オックスフォードの見所
まとめに入る前に少しではありますがオックスフォード市内の見所を紹介します。
アシュモレアン博物館
アシュモレアン博物館は世界最初の大学博物館です。
数々の歴史的価値のある収蔵品の中にパロス島年代記という現存する中では最古のギリシャの年代記も含まれています。
クライストチャーチ大聖堂
クライストチャーチ大聖堂はオックスフォードを代表する教会のひとつです。
荘厳な美しいこの教会は実はオックスフォード大学の中にあり、先述したクライストチャーチ・カレッジもこの教会に由来しています。
まとめ
オックスフォードは名門大学であるオックスフォード大学を抱えた世界的に見ても恵まれた教育環境があるだけでなく、生活費についても財布に優しい場所だと分かりました。
そんなコスパも良く、教育環境もまた魅力的なオックスフォードに留学してみませんか？
