イギリス留学に行く予定の方で、IELTSの勉強を始めようと思っている方も多いでしょう。
ただ、「IELTSのリーディングってどうやって勉強すれば良いの?」「IELTSリーディングの勉強におすすめの参考書って?」そういった疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか?
今回はそういった方へ向けて、IELTSリーディングの勉強方法やおすすめの参考書について解説していきます。
この記事を読めば、イギリス留学に必須のIELTSリーディングについて理解が深まり、効果的な勉強をすることができるでしょう。
イギリス留学に必要なIELTSリーディングのスコアとは?
イギリスの大学・大学院に留学するためには、IELTSで一定以上のスコアを取らなければいけません。
では、実際にイギリスへ留学するには、IELTSでどれくらいのスコアを取る必要があるのでしょうか?
また、そのスコアを取るためにはどれくらいの勉強が必要なんでしょうか?
イギリスの大学ごとに必要なIELTSスコア
イギリスの大学に留学するには、中堅大学で5.5以上、名門大学で6.5〜7.0のIELTSリーディングスコアが求められるとされています。
具体的な各大学のIELTSリーディングのスコアは、おおよそ以下のとおりです。
- オックスフォード大学 7.0
- ケンブリッジ大学 6.5
- ロンドン大学 6.0
- エジンバラ大学 5.5
上記はあくまで目安ですが、IELTSリーディングの勉強を始める際の目標にすると良いでしょう。
詳しくは各大学公式の要件を確認してください。
目標スコアに対する勉強計画を立てる
目標スコアを把握したら、目標スコアに到達するための勉強計画を立てましょう。
IELTSリーディングの勉強計画を立てる際に参考になるのが、以下のポイントです。
- 現在のあなたのスコア
- スコア0.5上げるのに200時間以上かかる
- 目標とするスコア
現在のスコアが5.0で、スコア6.0を目標とする場合は単純計算400時間以上かかります。
もし、半年で目標を達成しようとするのであれば、1日2.5時間程度の勉強時間を確保する必要があるでしょう。
まずは1度試験を受けてみて、現在地を把握するのが良いかもしれません。
イギリス留学に必要なIELTSリーディングの勉強方法
ここでは、イギリス留学に必要なIELTSリーディングの効果的な勉強方法を紹介します。
リーディングで高スコアを取るには、読めるだけではダメで、試験時間内にいかに効率よく解ききるかも重要です。
以下の勉強方法を参考にして、IELTSリーディングの読解力をまんべんなく伸ばしましょう。
英単語を暗記する
リーディング問題を解くには、知っている単語を増やさなければ始まりません。
なぜなら、いくら文法の知識があって読解力があっても、単語の意味が分からなければ文意を把握できないからです。
IELTSリーディングでスコアアップするための英単語の暗記方法は、以下のとおりです。
- IELTS対策の単語帳を用意する
- 1単語30秒程度で高速で回す
- 短期間に何度も同じ単語に触れる
1つ1つの単語を確実に覚えようとせず、単語に出会う回数を増やすことを心がけてください。
また、IELTS用の単語帳については、記事の最後の方で紹介するので参考にしてください。
問題文を精読する
IELTSの本番と同じ傾向の問題文を用意して、まずはじっくりと精読します。
なぜなら、精読をすることで正確に問題文を読み取る力をつけることができるからです。
効果的な精読の方法は、以下のとおりです。
- 問題文読んで理解に努める
- 分からなかった単語を調べる
- 代名詞が何を指すのか確認する(例:it,that,he,theyなど)
- 修飾関係を確認する(例:関係詞、to不定詞、分詞など)
これらのチェックを本文にマーカーを引きながら行っていきます。
ただし、マーカーを入れることが目的になってしまわないように注意してください。
多読で読解スピードを上げる
精読と合わせて、多読トレーニングで読解スピードを上げることも忘れてはいけません。
なぜなら、どんな試験でもそうですが、リーディングは試験時間内に解ききらなければ納得のいくスコアを取ることができないからです。
多読トレーニングの効果的な方法は、以下のとおりです。
- 絶対に返り読みをしない
- 絶対に単語を調べない
- とにかく速く読む
まずは中学生レベルの簡単な文章から始めて、徐々にレベルアップしていきましょう。
最終的には頭の中で日本語に変換することなく、英語を英語の語順でそのまま理解できるようになるはずです。
イギリス留学に必要なIELTSリーディングにおすすめの参考書3選
ここでは、イギリス留学するために必要なIELTSリーディングの勉強におすすめの参考書を3つ紹介します。
IELTSリーディングの勉強を効果的に行いたい方は、以下の参考書から選んでみてください。
実戦IELTS英単語3500
IELTSで頻出の英単語がまとめられた単語帳です。
IELTSに特化した3,500語を掲載しているため、他の一般的な単語帳を使うよりも効率良く必要な単語を覚えられます。
IELTS受験を考えている方は、まずはこの単語帳で基礎を固めましょう。
パーフェクト攻略IELTSリーディング
IELTSのリーディング学習に特化したリーディングの参考書です。
IELTSの本番と同じ形式の問題が3セット収録されており、IELTSの問題形式に慣れておくことができます。
また、本番より少し難易度が優しめなので、まずはこちらから始めてみて良いかもしれません。
ケンブリッジ出版公式IELTS問題集
ケンブリッジ大学が出しているIELTSの公式問題集です。
IELTSリーディングセクションを含め、全てのセクションの問題が数回分入っています。
IELTSを受験するのであれば必ず用意して、練習として解いておきましょう。
まとめ
今回は、IELTSリーディングの勉強方法やおすすめの参考書について解説しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
- イギリス留学に必要なIELTSスコアと、スコアを取るための学習時間を把握する
- IELTSリーディングでスコアを取るには、正確な読解力と読解スピードが必要
- IELTS対策の単語帳とIELTS本番同様の問題集は用意しておいて損はない
この記事を参考にして、イギリス留学に必須のIELTSリーディングについて理解が深め、効果的な勉強を進めていきましょう。