イギリスの大学院って年間で500万円もかかるの!?

イギリスに留学を考えられている方は費用が気になるのではないでしょうか?

全体でいくらかかるのか、学費・寮の費用・生活費など、実体験を基に解説していきます。

イギリスやヨーロッパの国籍を持った学生なのか、日本国籍なのかで学費も変わりますし、大学院のコースやロンドン圏内・圏外での生活なのかで費用が違いますが、大まかな費用の把握への参考にしてもらえればと思います。

学費

一口に学費といっても国籍などで異なりますので、全員一律ではありません。

学費は1年で200万円~300万円前後かかる

UKやEU内の学生とそれ以外の(overseas)学生で費用は異なり、UKやEU外の学生はUKやEU内の学生より比較的学費が高くなります。(だいたい1.5~2倍くらい差があります。)

ですから、日本人やヨーロッパ国籍以外の学生はだいたい200万円~300万円くらいか学費がかかります。

参考程度にですが、

  • マンチェスター大学 MSc Marketing £24,000
  • リーズ大学 MSc International Marketing management £15,500
  • アストン大学 MSc Marketing management £19,850

また、学費の支払いに関してですが、私が通っていた大学院もそうですが、学校によっては分割の支払い(私の場合はTerm(学期)ごとの支払いで、全額の33%、33%、34%と支払いました)があったりします。

また、費用が払えない場合も学生ローンが組めたりと大学側は柔軟に対応してくださいますので、全くお金がないとなると問題ですが、基本的には融通をきいてくれます。

寮の費用

イギリスでは、高校を卒業するとほとんどの学生が実家を出て、寮で生活します。

そのため、学校内や学校の周りに寮が充実しています。では、ここからは寮の学費について軽く説明します。

大学内の寮での費用は100万円前後

校内には寮があるのですが、主に大学生が住む寮と大学院生が住む寮に分かれています。

大学院生であるならば出来る限り大学院生用の寮に住むのをオススメします。

理由は1つ。ただ、静かに勉強に集中出来るためです。

こちらでは週単位での契約で、45週か51週からの選択が一般的かなと思います。

私や友人の大学院生の多くが51週の最後の最後までいるコースを選んでいましたが、授業が終わったらすぐ日本に帰る方や最後の最後までいない場合は45週や寮に直接交渉して48週にしてもらう等対応は可能です。

下記はあくまで目安ですが、

45週 £6,500 前後 (910,000円:レート140円で計算)

51週 £7,200 前後 (980,000円:レート140円で計算)

参考:£145/週前後

※ロンドンの場合はもう少し高くなります。

また、こちらは光熱費等全て込みになります。

部屋に備え付けのもの:ベッド、長いテーブル、トイレ、シャワー(大学によってキッチンも部屋内にある場合とシェアが分かれるようです)

共有スペース:コインランドリー、勉強等が可能な共有スペース

設備は充実しており、家具も備え付けのため、生活用品以外には特に寮生活で必要な家具を買う必要はなかったです。

大学外の寮での費用も100万円前後

私は出願が遅くなり、構内の寮は全て埋まっていたとのことで、大学の徒歩5分の寮に住んでいました。

こちらはキッチンとリビングルーム?がシェアでの寮で、5人でのシェアか7人でのシェアで選択可能です。

私は7人で女性のみのシェアでした。

45週 £6,300 前後 (882,000円:レート140円で計算)

51週 £6,800 前後 (952,000円:レート140円で計算)

参考:£130/週前後

大学の寮と比較すると一般的には比較的安いかなと思います。

また、費用を抑えたい方は友達とルームシェアなどすると費用が抑えられるかと思います。

また、寮との契約が終わった後、延長するまでも必要ない場合は、ほとんどの大学が大学内にカンファレンスホテルがあるかと思うので、数日であればそちらを使うのも良いかもしれません。

生活費

一番費用がかかるのは、入学金や寮の費用かとは思いますが、ここからはそれ以外にかかる生活費に関して解説していきます。

生活費は年間で100万円以上!

入学準備は何かとかかるものです。

寮に来てからかかった費用や、日常的にかかる費用を解説します。

  • 寮での準備にかかった費用

基本的には家具は備え付きですので、消耗品を買うイメージで40,000円〜50,000円前後くらいかと思います。

寮初日に購入した消耗品:目安40,000円~50,000円前後

・トイレットペーパー

・タオル

・食器類(フライパン・まな板・包丁・食器・マグカップ)

・ベッドカバー・シーツ・布団・枕

・洗面用品(ボディーソープ・シャンプー・コンディショナー・歯磨き粉・掃除用品・洗剤)

・食品

・電気ケトル

(・炊飯器)

など

寮に揃っているものも多いので、生活費以外は寮では費用はかかりません。

  • 授業の準備にかかった費用

書籍代:100,000円前後

オリエンテーション(授業の初回の場合が多いです)で各コースで必要な書籍の説明があるかと思います。そこで必要な書籍を言われると思いますので、そちらを購入します。

私は初めての留学と日本人がいなかったので、本屋さんで新品を購入するという一番高額の選択肢を選んでしまいましたが、大学の図書館でも借りることは出来ます。また、学校内の本屋さんにはUSEDの本が売られていますので、費用を抑えたい方はそちらを購入するのが良いかと思います。

また、友人は修士課程修了後、購入した書籍を次の年の学生に安く売っていたり、本屋さんに売りに行っている方もいらっしゃったので、ご参考までに。

  • 月々の生活費 目安:50,000円前後

食費:40,000円
日用品:3,000円
交通費:0円
交際費:3,000円
通信費(携帯電話):2,500円

こちらはあくまでも目安の金額になりまして、旅行やテスト期間等になりますと変動がありますので、ご了承ください。

相場で言えば、トータルすると生活費では100万円~200万円あれば過ごせるかと思います。

まとめ

イギリスの大学院は1年で修士号が取れますが、合計で450万円~600万円ほどかかります。

  • 学費:200万円~300万円
  • 寮費:90万円~120万円
  • 生活費:100万円~200万円

もちろん個人差はありますが、全体でそこそこの金額がかかりますので、奨学金なども検討してお金で大学院留学を諦めることがないよう、素敵な未来を切り開いてもらえればと思います。