イギリス大学院留学は、もちろん良いことばかりではありません。
国が違えば言葉も文化も違い、常識も違ってくるもの。
ここでは、私が経験した大学院留学中のハプニングを書いていきたいと思います。
ぜひ、参考にしていただき、皆さんが留学の際にはハプニングに備えていただければ幸いです。
イギリスではハプニングはつきもの!
ついつい日本で生活していると、日本の基準で評価してしまいがちですが、場所はイギリスです。
留学生の方々は様々な場面でイギリスの洗礼を受けることになるかと思います。
水道管が破裂して水柱!?
水道管が破裂して水柱が起こるなんてタイトルを聞いて、ひと昔前の話や、災害の時だけだと思っていませんか?
実は、イギリスは水道管でのハプニングが多く、寮やホームステイした先では水のトラブルが多々起こります。
これはイギリスの建築に対する考え方の違いから生じるものなのですが、イギリスの建築は築年数が長ければ長いほど人気があります。
また、ただ物件として人気があるだけでなく、景観を守るために家を取り壊すことは法律でも禁じられています。
※ロンドンの一部の地域など家を取り壊して新しい建築を行なってもいい場所があるなど例外もあります。
そのため、建物を維持しつつ内装の修繕やリフォームを重ねるのですが、水道管となると家や建物そのものを取り壊さないと完璧には修理ができません。
もちろん水道管の修理が容易ではないことから、イギリスはいたるところで水道管が破裂して通行止めや水柱が立っている光景を目にします。
ですから、水道管が詰まったなどの問題が生じても決して焦らずに、管理人さんや友人に相談して解決してもらうようにしましょう。
郵送物が届かない・破損・水浸しはよくあること?
日本では誰かに物を郵送した場合、1週間もあればたいていの場所であればちゃんと安全に届くかと思います。
ですが、イギリスでは郵送物のハプニングは多く、イギリス大学院留学においてこのイギリスの洗礼を受ける人も少なくないはずです。
私の経験や友人からの経験をまとめて多いものが下記です。
- 記載住所は正しいのに届かない
- 破損して届いた
- なぜかダンボールが水浸し
- 荷物が届いていないのに発送済みとの連絡、追跡をした挙句、輸送会社の事業所に荷物があった
そんなことあるの?と疑いたくなるようなことが起こってしまうのがイギリスの郵送の現実です。
住所は正しく記載していても隣の寮の棟に届いていることや、ダンボールがビリビリになって中身が出かけて郵送物が届いたことも珍しくありません。
また、雨で濡れたとは思えないくらいダンボール全部と中身が少し濡れていたり、「荷物は発送済み」と連絡が来て、何回もスタッフに「届いていないから再度確認して欲しい」と依頼してもこちらは配達してますとの一点張りで、1週間後やっと事務所に直接確認に行ったら発見されたりなんて話も聞きました。
ですから、このハプニングを踏まえて、
- 荷物を送る際は必ず追跡の番号を控える
- 荷物が届かなくても運送会社に冷静に、かつ根気よく連絡する
こちらを行えば問題はないので、心に留めておいてもらえればと思います。
何か問題があったら必ず相手と話すことが大事です!
海外でハプニングに遭遇した場合、英語が話せないことで泣き寝入りした経験がある人はいないでしょうか?
ここからは私が経験した問題の例を挙げて、話すことがいかに大事で、知っていることでリスクヘッジできると思いますので、紹介していきます。
お会計前に商品飲んだでしょ?
イギリスは水道水を飲むことが出来るのですが、私はスーパーで軟水のペットボトルの6本入りのパックを買った時、ハプニングは起きました。
- パックが一度開けられており、6本中既に2本は飲まれていた
- レジに持っていくとあなたが飲んだの?と疑われる
レジの店員さんにパックが既に開けれられていて、2本飲まれているから4本でお会計をして欲しい、それか新しいのに交換して欲しいと伝えました。
ですが、レジの方は「あなたが飲んだのではないか?」とあらぬ疑いをかけられる始末。
防犯カメラを確認してもらってもよいが、私は飲んでいないし、交換か割引のどちらかで対応をして欲しいと根気よく依頼しました。
その結果、4本でのお会計で対応してもらったというものです。
※しかもこちらは2回も同じ問題を経験済み
日本ではほとんど起きないハプニングだとは思いますが、イギリスではたまにこういうハプニングがあります。
このようなハプニングが起こった場合、英語の出来るできないに関わらず、
- ちゃんと事実を訴え、要望を伝える
ことができればちゃんと対応してもらえますので、決して英語が話せないからとかしょうがないやと泣き寝入りせず、あなたの意志を伝えることを意識してもらえればと思います。
寮で隣に住んでいた子が破天荒すぎる!?
寮に住むと、フラットメイトと呼ばれる共有スペースを共有する学生との関係が、大きく留学生活を左右するといっても過言ではありません。
私の場合も、破天荒すぎるフラットメイトがいたため、そういう子がいる場合はその子自身や寮の管理人の方とコミュニケーションをとって、快適な生活をするために調整が必要になります。
まずはその子がどれくらい破天荒だったかを説明します
- 大学1年生ということもあり、毎日クラブに出かけ、毎朝4時に爆音とともに帰宅
- 酔っ払っているために大声で共有スペースの廊下をダッシュ
- 酔っ払っているためにゴミ箱のゴミを廊下にばらまく
こんな子が隣の部屋に住んでおりました。
※この例はかなり例外的でここまでのハプニングはどの友人からも聞いたことがないので、あくまで参考程度に聞いていただければと思います。
フラットメイトは私以外にも他に4人おり、全員が被害者だったこともあり、問題を起こした子と被害者全員で話し合いが設けられました。
ですが、何度言っても直らず、ついには寮の管理人さんにその子の部屋を移動することで一件落着となりました。
せっかく貴重な人生の1年を使って大学院留学に勉強しに留学しているため、しっかりと快適な環境を作るべく話し合いをし、皆さんはこういう経験をせずに素敵な大学院生活を送れることを祈っています。
まとめ
イギリスでの生活は日本の常識では考えられないようなことが残念ながら起こります。
ですが、決して焦らず友人や寮の管理人などに相談して落ち着いて対処すれば、相手も同じ人間ですので、必ずわかってくれますし、ちゃんと対応してくれます。
後になればどんなハプニングも楽しかった想い出になります。
あなたの人生にイギリスの素敵なエッセンスの1年はいかがでしょうか?