イギリス留学を考えていて、どれくらいの期間留学しようかと迷っている方もいますよね。
例えば、「皆はどれくらいの期間、留学しているんだろう?」「語学力を伸ばすにはどれくらいの期間がおすすめなの?」そういった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はそういった方へ向けて、イギリス留学で語学力を伸ばす効果的な期間について、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたの英語力を伸ばすのにどれくらい留学すれば良いのかが分かり、効果のあるイギリス留学生活を送ることができるでしょう。
イギリス留学の期間を決める3つのポイント
イギリス留学の最適な期間は、人によってもまちまちです。
全ての人に一律で「このくらいの期間がおすすめ」というものはないので、あなた自身の状況を踏まえた上で留学する期間を決めましょう。
イギリスへの留学期間を決める際は、以下の3つのポイントを把握してください。
目的や目標
まず1つ目のポイントは、イギリス留学をする目的や目標です。
目的が大きければ大きいほど、目標が高ければ高いほど、より長い期間の留学が必要になります。
イギリス留学をする目的・目標には以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 日常英会話を学びたい:2週間以上
- イギリスで専門分野を学びたい:半年以上
- 働きながら英語を学びたい:1年
また、日常英会話を学ぶ場合どれくらいのレベルの英語力を身に付けたいか、なども留学期間を決めるときの重要な要素です。
現在の英語力
現在の英語力によって、留学期間を決めると良いでしょう。
なぜなら、現在の英語力のレベルによっては留学期間が長すぎたり短すぎたりと、適切でない場合があるからです。
例えば、英語力によって注意したいポイントは以下のとおりです。
- 英会話初心者:いきなり長期で行ってしまうと精神的に辛い
- 英会話上級者:短期間での留学は効果が薄い場合がある
イギリス留学に行く前に、TOEICや英検、IELTSなどで現在のあなたの客観的な英語力を測っておくと参考になるでしょう。
現在の生活状況
あなたの生活状況によっても、おすすめできる留学期間は変わってきます。
生活状況とは、具体的にいえば学生なのか社会人なのか、学生でも高校生なのか大学生なのか、といったことです。
あなたの生活状況に合わせて、以下のような留学期間が考えられるでしょう。
- 高校生:1週間~1ヶ月
- 大学生:1ヶ月~2ヵ月
- 社会人:1週間程度
もちろん、大学の正規留学だったり休学、休職ができたりする場合には、この限りではありません。
あなたが留学に充てられる時間、かけられる費用から留学期間を考えましょう。
イギリス留学の期間:語学力はどれだけ伸びる?
イギリス留学の期間を決めるときに気になるのが、「どれだけ語学力が伸びるか」でしょう。
もちろん、留学する期間によって語学力の伸びは大きく違ってくるので、要検討です。
以下で紹介する期間ごとの語学力の伸びを参考にしながら、あなたの目的や生活状況をトータルで考慮して、イギリス留学の期間を決めてみてください。
2週間〜1ヶ月の留学
2週間~1ヶ月という期間では、主に英語学習への向き合い方が変わります。
「あまり語学力は伸びないんでしょ?」と思われるかもしれませんが、イギリス留学によって英語学習への向き合い方が変わることは、語学力向上に大きな影響があるのです。
例えば、イギリスで実際に生活をしてみると英国の雰囲気を生で感じらたり、現地のイギリス人のイギリス英語を直に聞いたりできます。
こういった経験は実際にイギリスに行かないと感じることができず、この特別な経験が英語学習のモチベーションを上げてくれるのです。
将来的にはイギリスに住みたい、正規留学したいという人はまず1ヵ月程度の留学をおすすめします。
2ヶ月〜3ヶ月の留学
2ヵ月~3ヶ月という期間では、簡単な日常会話ができるようになります。
なぜかというと、ある程度まとまった期間「英語だけの環境」に身を置くことで、英語で話し理解する「英語脳」が作られ始めるからです。
例えば、日本で生活してきた私たちは「日本語を理解しよう・話そう」と努めなくても、自然に日本語を理解し話すことができますよね。
英語も全く同じで、英語に常に触れ続けることによって、「英語を理解しよう・話そう」と意識しなくてもある程度自然に会話することができるようになるのです。
英語で日常会話をできるようになりたいという人は、2ヵ月~3ヶ月の留学がおすすめです。
3ヶ月〜6ヶ月の留学
3ヶ月~6ヶ月の期間では、リスニング力がかなり向上します。
なぜなら、毎日のように語学学校で英語の授業を受け続け、学校の外でも耳にするのは英語の音ばかりだからです。
ただ英語を耳にするだけとは違い、授業なら授業の内容を理解しようと努めますし、ホストファミリーとの会話でも相手の言っていることに対して応答しようとします。
このように英語の音を聞くだけでなく、生活の中で理解しようと努めることが、リスニング力の向上に繋がるのです。
具体的には、TOEICのスコアでいうと100点程度のスコアアップが期待できるでしょう。
1年以上の留学
1年以上の期間の留学では、日本語を介さず英語で理解し、考えることができるようになります。
なぜなら、イギリスで生活を続ける中で日常で必要なボキャブラリーが身に付き、英語で表せない表現や単語がほとんどなくなってくるからです。
具体的には、「英語力がついてきたな」「留学前の性格と変わってきたな」と実感する人も多いです。
英語を理解するスピードはかなり高くなっているので、TOEICのスコアでいうと300点程度のスコアアップは期待できるでしょう。
英語をペラペラになりたいという人は、半年~1ヵ月は留学したいところです。
短期間で語学力を上げるイギリス留学のポイント
1年というと長く聞こえるかもしれませんが、人生で考えれば短期間です。
イギリス留学という限られた期間で集中的に語学力を上げるには、以下のポイントを押さえましょう。
- 留学前に語学力の基礎を身に付ける
- 留学先では日本人同士で固まらない
- 間違えることを恥ずかしがらない
誰でも最初は英語を上手く話したり、全て理解したりすることはできません。
恥ずかしがったり、英語を話すことを避けたりするのではなく、間違えても良いから「とにかく経験を積む」をいうことを意識してくださいね。
まとめ
今回は、イギリス留学で語学力を伸ばす効果的な期間について、詳しく解説してきました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
- 2週間~1ヵ月:英語学習への向き合い方が変わる
- 2ヶ月~3ヶ月:簡単な日常英会話がスムーズにできる
- 3ヶ月~6ヶ月:リスニング力が向上する(TOEIC100点程度)
- 1年以上:日本語を介さずに英語を理解し話せる
この記事を参考にして、あなたの英語力を伸ばすのにどれくらい留学すれば良いのかを把握し、効果のあるイギリス留学生活を送ってくださいね。