イギリス留学に必須!IELTSスピーキングの勉強方法と試験の戦略を紹介

イギリスの大学・大学院への留学を考えている方なら、イギリス留学にIELTSの受験が必要なことは皆さんご存知でしょう。

ただ、「スピーキングが苦手でスコアを取れるか不安……」「IELTSスピーキングの勉強方法が知りたい!」そういった方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそういった方へ向けて、イギリス留学に必須のIELTSスピーキングについて、勉強方法・試験の戦略を紹介します。

この記事を読めば、IELTSスピーキング受験への対策方法が分かり、自信を持って試験本番に臨むことができるでしょう。

イギリス留学に必須!IELTSスピーキングの概要

戦略や勉強方法に入る前に、まずはIELTSスピーキングの試験概要について把握しておきましょう。

IELTSスピーキングの試験は、以下の出題内容で構成されています。

  1. パート1:10問ほどの簡単な質問。日常的なトピックが中心に訊かれる。
  2. パート2:指定されたテーマでのスピーチ。スピーチの後、同テーマでいくつか質問される。
  3. パート3:パート2のテーマを基に、より深い内容の質問がなされる。

このように、IELTSのスピーキングではとっさの質問に瞬時に受け答えをしなければいけません

テンポ感を保って自然に英語で返答をするには、付け焼き刃では歯が立たないので、しっかり準備と対策をしておきましょう。

イギリス留学するためのIELTSスピーキング戦略

IELTSスピーキングは、スピーキングに慣れていない人にとってはレベルが高く感じられるかもしれません。

ただ、しっかり戦略を持って挑めば、必要以上に恐ることはないでしょう。

スピーキングに不安感のある人は、以下の戦略を参考にしてください。

スピーキングに対するハードルが低くなり、IELTSスピーキングの本番でベストパフォーマンスを発揮することができるでしょう。

ウソをついても良い

まず、IELTSに限らず英語のスピーキング試験では何でもそうですが、「ウソをついても良い」ということを頭に入れておいてください。

なぜなら、英語のスピーキング試験では、あなたの人柄ではなく「英語のスピーキング力」を見ているだけだからです。

例えば、就職の面接などではウソをつくのは問題がありますが、英語の試験では人柄・誠実さで点数が上がることはありません。

「この質問に答えられる経験がない……」と思っても、作り話で良いので解答するようにしましょう。

得意分野に誘導する

質問を受けたら、質問内容にかかわらず自分の「得意分野」に誘導するようにします。

なぜなら、得意分野に誘導した方が、まだボリューム感を保って英語で話すことができるからです。

そもそも、興味のない分野の質問には、日本語ですら答えることは難しいですよね。

例)

Is it easy to become famous in your country?

上の質問は一般的に「有名になりやすいか?」と聞いています。

もしあなたがアイドル好きなら、アイドルの具体例を出して話を深掘りしていけばOKです。

話を得意分野に誘導することによって、濃い内容でボリューム感を保って話せるようにしましょう

とにかく話し続ける

IELTSのスピーキングで特に意識したいのは、「とにかく話し続ける」ということです。

なぜなら、IELTSのスピーキングでは情報が少なくて減点されることはあっても、情報が多過ぎて減点されることはないからです。

例えば、あなたが試験本番で話し過ぎても、時間が来れば、試験官が「そこまでで良いよ」と止めてくれるので問題ありません。

「こんなことまで話して良いのかな……」と悩んで話しを止めてしまう人も多いです。

試験本番では、話すか話さないか悩んでしまったら「とにかく話し続けるんだ!」という気持ちで挑んでください

イギリス留学するためのIELTSスピーキング勉強方法

イギリス留学を目指している方へ、IELTSスピーキングの勉強方法を紹介します。

上で説明したように、IELTSのスピーキングでは、その場でとっさに判断して質問に受け答えする力が必要です。

以下の勉強方法を参考にして、IELTS試験本番での対応力を身につけていきましょう。

正しい発音を身に付ける

スピーキング試験で高スコアを取るための基本として、まずは正しい発音を身につけておきましょう。

なぜなら、発音があまりにも悪いと、話の内容を誤って解釈されてしまう可能性があるからです。

正しい発音を身につけるためには、以下の手順を参考にしてください。

  1. 発音記号を覚える
  2. 単語を辞書で引いて発音記号を確認
  3. シャドーイングで発音練習
    発音記号を覚えておくと、初見の単語でもすぐに調べて発音できるのでおすすめです。

発音の分からない単語をなくしていき、シャドーイングで発音を口に覚えさせましょう。

話せるエピソードを持っておく

英語で話せるエピソードをいくつか持っておくと、とっさの質問にも対応できます。

なぜなら、持っているエピソードを応用して、違う話でも同じような表現・構文が使えたりするからです。

例えば、以下のようなエピソードをいくつか持っておいて、英語で話せるようにしておくと良いでしょう。

  • 自己紹介
  • 自分の生い立ち
  • 人生の目標
  • 友人のエピソード
  • 過去の経験

エピソードを覚えておくと、上で話した「得意分野に誘導する」のテクニックも使いやすくなりますよ

スピーキング慣れする

IELTS試験を受ける前に、対人でのスピーキングに慣れておきましょう。

なぜなら、練習で1人で喋るのと、実際に人を相手にするのでは緊張感が全く違うからです。

スピーキング慣れをするための方法には、以下のようなものがあります。

  • オンライン英会話
  • 英会話カフェ
  • ランゲージエクスチェンジ

この中でも特に簡単でおすすめなのが、オンライン英会話を利用することです。

詳細については以下で詳しく説明するので、参考にしてみてください。

イギリス留学する人へ。IELTSスピーキングを伸ばすツール

ここではIELTSスピーキングを伸ばすための勉強ツールを2つ紹介します。

どちらも楽しみながらスピーキングを上達することができる効果的なツールです。

あなたのIELTSスピーキング学習にぜひ取り入れてみてください。

英語日記

英語日記とは、その名のとおり英語で日記を書くという勉強方法です。

特に何か特別な教材というわけではないですが、スマホのメモ帳機能や一般的な日記帳を用意してください。

英語日記の効果的な使い方は、以下のとおりです。

  1. 文法書の例文を覚える
  2. 例文を応用して日記を書く
  3. 間違えがないかチェックする

英語日記は、話せるエピソードを作るという意味でも効果的です。

自分で英文をチェックする自信がないという人は、次に紹介するオンライン英会話も一緒に利用すると良いでしょう。

オンライン英会話

オンライン英会話は、英語でスピーキングをする環境を作るのに非常に効果的です。

オンライン英会話をスピーキングの練習におすすめする理由は、以下のとおりです。

  • 時間・場所を選ばない
  • レッスン料が安い
  • 好きな講師を選べる

オンラインでスカイプなどを利用してレッスンを行うため、インターネット環境があればいつでもどこでもレッスンを受けられます。

また、レッスンの自由度も高く、フリートーク・IELTS対策・日記添削なども可能です。

英語を話す環境がないという人は、オンライン英会話を取り入れるのも1つの選択肢でしょう。


まとめ

今回は、イギリス留学に必須のIELTSスピーキングについて、勉強方法・試験の戦略を紹介しました。

本記事の要点は、以下のとおりです。

  • IELTSスピーキングでは、その場で回答をする瞬発力が求められる
  • 戦略を持ってIELTSスピーキング本番に挑めば、それほど恐れる必要はない
  • あらかじめスピーキングの勉強をしておき、本番に向けて準備しましょう

この記事を参考にして、IELTSスピーキング受験への対策方法を把握し、自信を持って試験本番に臨みましょう。