大学院に進学すると決めた際に、一番大事であり重要な資料が志望動機書(Personal statement)です。
でも急に志望動機書と言われても、どうやって書いたら良いかわからない方も多いのではないでしょうか?
ここでは、どのような手順で書くかを記載します。
ぜひ参考にして、志望動機書をどのように書けば良いのかの参考にしてもらえればと思います。
志望動機書の目的
志望動機書の目的がわからないと、ゴールがわからないのにただ書いているだけになってしまいます。
あなたしかいない!
志望動機書は、なぜあなたが数ある大学院からその大学を選ぶのかを明確にしなくてはいけません。
そのため、「この大学院にふさわしいのはあなただ!」と思わせるような内容を書かなければなりません。
ですから、個性的でかつあなたをしっかり伝えられる内容を書かなくてはいけないのです。
あなた自身が大学院に通う目的を明確に
実際はイギリスに、留学に行きたいだけだったとしても、大学院で修学すると言うことはある程度の覚悟がないと修士号を修了することは出来ません。
また、日本と違って専攻も300以上を超えるため、専攻や通う大学院、なぜその大学院に通いたいかを明確に定めてください。
確かに最初はなかなか迷ってしまうかもしれませんが、時間をかけて明確にしていってください。
志望動機書の書き方
では、早速志望動機書(Personal statement)の書き方の手順を解説していきます。
全体の構成
まずは全体の構成をみていきましょう。
- あなたは何者か
- あなたと行きたいコースとの関係
- どうしてその大学なのか
- その大学にあなたがどう貢献できるのか
- コースにどのように興味があるのか
- 卒業後その経験はどのように活かす予定なのか
大まかには上記のような手順でword1枚くらいでまとめましょう。
また、決して上記のようなフォームが正しいということはありませんので、あくまで参考程度に考えてもらえればと思います。
まずは書きたい内容をまとめる
文章に一貫性を持たせるために、まずは書きたいことを日本語で良いのでまとめます。
すぐに英語で書ける人はそれに越したことはないですが、私はまず日本語で書きたい内容をまとめて、それを英文にしました。
また、日本語の段階で何人かに構成を見てもらうことをオススメします。
一緒に大学院に通う予定の友人や、以前大学院に留学経験のある人、そういう方がいらっしゃらなかったら、beoのコースなどで添削してくれますので、そこに聞いてみることが大事だと思います。
志望動機の詳細
ここからは、より詳細を確認していきましょう。
あなた自身の説明
まずはあなたが何者で、行きたいコースとの関係を書いていきます。
最初のセクションでは、あなたがどのような経験・知識があるのかを書くのですが、あくまで志望動機書であることを忘れないでください。
志望動機書であると言うのは、なぜその大学でそのコースを選んだかを示すためのものです。
志望動機書を読む審査官側から考えてみれば、あなたがどのような会社名・どのような部署の名前かなどには興味がないのです。
あなたがコースにどのように関係があるかが審査官の方は知りたいのです。
ですから、どの企業に勤めていて、その企業がどのくらい凄いかなどを書くスペースではないので、気をつけてください。
内容としては、
- 会社ではこのような知識を身につけていて、それとこのコースが〇〇のように関係している。
- 大学ではこのようなことを学んで、〇〇が足りなかったから学びたい
など、上記はあくまで例ですが、あなた自身の特徴や説明を織り込んでください。
どうしてその大学でどう貢献できるのか
あなたの説明をした後に必要なのが、どうして数ある大学院の中からその大学院・専攻を選んだかを明確にしなくてはいけません。
志望の大学を調べるとHPにはコースの詳細等が記載されているので、そこをご覧いただきどの部分が必要かなどを書くのも一つの手かなと思います。
また、なぜその大学を選んだかの後、あなた自身がどのようにそのコースに必要かを示します。
例としては、
- リーダー性がグループワークでは〇〇として活躍できる
- コミュニケーション能力が高く、〇〇としてコースでは活かせる
- チャレンジ精神がある/探究心/パッション/柔軟性/責任感がある
などプラスに貢献できますよということをアピールします。
コースと将来性を結びつける
コースを踏まえてどうなれるかを示します。
大学院に入学することが重要ではなく、あくまで通過点としてここのコースで学ぶことが必要であることを伝えます。
大学でこのコースが学べれば私の人生に〇〇のように活かせるや、このコースを受講することで私の目標に〇〇を達成することができるなどあなたの将来の夢との関係性を書きます。
まとめ
志望動機書の書き方にはフォーマットもなければ、フォーマットを探してそれに沿って書いてみても100%入学が保証されているわけでもありません。
ですが、あなたの個性をアピールした上で将来を見据えてそのコースが必要であるという情熱を伝えれば必ず伝わりますので、しっかり時間をかけて作ることをオススメします。
ぜひこの記事をご覧いただいた全員が志望の大学院にいけますように!