いざイギリス留学となっても、どうやって生活するのだろう?寮で大丈夫かな?
イギリス留学前はずっと実家におり、一人暮らしさえしたことのなかった私が、大学院生活を寮で過ごしました。
そんな私の寮生活をここでは書いていきたいと思います。
結論、寮暮らしの方が楽しいですし、いろんなことを学べてオススメです!
寮の選び方
寮と言っても学内の寮と学校外の民間の会社が運営している寮と大きく分けて2種類あるかと思いますが、そちらをそれぞれ説明していきます。
学内の寮について
大学・大学院に行くことが決定した後、次に手配するのが寮かと思います。
行かれる大学・大学院のHPをご覧いただくと、「Accommodation」と言うカテゴリーがあり、そこから
- 寮の場所
- 部屋のタイプ
を探すことができるかと思います。
基本的には大学の寮はキッチンとリビングが共有で、5人でそれをシェアするのか、それとも7人でシェアするのかに分かれます。
アメリカではルームメイトと呼ぶのに対してイギリスではフラットメートと呼ばれることが多いので、これ以降はフラットメートと書いていきます。
学内寮のメリット
- 授業に遅れづらい
- 治安的に安心
- 気軽に友人を呼べる
学内寮のデメリット
- 行動範囲が狭まる
- 交友関係が同じ大学の友人のみ
ざっくり言いますと、こんな形かなと思います。
学校内ですと、歩いて各校舎に行けるため、授業も遅れることが少なく、通う時間が節約できるため、効率的に勉強できます。
また、学校内ということで治安も良く、安心して勉学に励めます。
一方で、大学内にはコンビニやパブもあるため、生活範囲・交友関係が狭まってしまうというデメリットもありますので、よく検討してください。
学外の寮について
私が大学院側に寮を申し込んだ際には「もう既にほとんどが埋まってしまっている」とのことで、学外の寮に申し込み、そこで生活してました。
どうやって寮を見つけたの?とお思いでしょうが、私は留学の際にbeoと言うエージェントを通して大学院を申し込んでいたため、そこのスタッフの方が探してきてくれました。
学外寮のメリット
- 同じ学校以外との交友関係がある
- 大学・大学院・専攻を超えての交友関係が広がる
学外寮のデメリット
- 大学に通うのに時間がかかる
費用面では、大学内と大学外とではさほど差がなかったかと思います。
また、私の場合も友人に聞いても大学・大学院から徒歩5分圏内には寮があるため、交通費がかかる・通う時間がかかると言う話はあまり聞かなかったように思います。
ですから、学校内外ではあまり差がないと思います。
寮生活って快適なの?
外国人と「共同」・「シェア」、日本人からすると多少敷居が高いかと思います。
願わくば一人で生活したいという方も少なくはないはずです。
ここからは実際に寮生活の話をしていきますね!
日本と違う寮制度
まず、日本と違う寮の文化を説明します。
寮の制度
日本の大学で大学の寮で生活する方はいるとは思いますが、実家から通える人は実家から通う人が多いと思います。
また、実家から通えない距離の人は寮生活というよりは学校から離れたところで一人暮らしや友人とシェアハウスなどが多いかと思います。
ですが、イギリスでは、高校を卒業すると親元を離れるのが一般的ですので、9割近くは親元を離れて寮で生活します。
通える範囲でも寮で生活する学生が多いです。
たぶん、めいっぱい遊びたいからだと思います笑
そのため、大学の近くには多くの民間会社が運営する寮が隣接してますので、探すのには苦労しません。
寮代を払うだけ!
日本では家賃の他に光熱費・水道代など別途払わなくてはいけないものが色々とあるかと思います。
ですが、イギリスは提示されている寮代を払うだけ!
その寮の費用に光熱費なども加味されています。
ですから、レンジやオーブンが使いたい放題!笑
留学してまもなくは、結構フルに使ってました。
フラットメートとの関係は波乱万丈!?
お待たせしました、ここからは私の波乱万丈だった寮生活の話をさせていただきます。
寮生活=フラットメート次第
1番の問題、運を握っているのがフラットメートと呼ばれる一緒にキッチンやリビングを使うメンバーかと思います。
結論から言うと楽しかった寮生活でしたが、私の場合は波乱万丈でした。
- 隣のフラットメートがアル中・薬中
- 朝4時まで大学生がどんちゃん騒ぎ
- バスルームの排水管が詰まる
- 洗濯機が使えない
もう忘れてしまったようなハプニングが多々ありましたが、結果としては思い出深く、楽しかったなと思います。
きっと上記をお読みになって、一番気になったのは、①隣のフラットメートがアル中・薬中ですかね?
ここでまずお伝えしたいのが、大学院生でしたら、静かで大学院生が多く住む寮を選ぶことをオススメします。
私の隣だった学生は大学生で1年生でした。
留学を行かれた方なら、「隣のフラットメートが大学1年生」これだけ聞いたら、Good luck!やCross finger、ドンマイと声をかけられるかと思います。
と言いますのも、イギリスの大学生は1年生は高校からの開放でかなり遊びます。
遊び呆けます。
それゆえ隣のフラットメートも例外ではなく、朝4時にクラブから帰ってきても大騒ぎなんて言うのは日常茶飯事でした。
2年生は遊びまくった1年生の後で落ち着き始め、3年生になれば将来のこともあるので大人しく、4年生はもう母のように悟っているといった流れです。
これは日本の大学生でも同じですが、イギリスは割とその振り幅が大きいバージョンと思っていただけたらと思います。
※もちろん大学にもよりますので、ご了承を
そんなハプニング満載の隣のフラットメートは友人を部屋に呼んではウィードと呼ばれる薬をやっていたみたいで、火災報知器が鳴り響いて寮全体にアラームが、なんてことも・・・
どんなフラットメートになるか、これはもう運です。
今では笑って私も話せますが、その当時は朝4時まで勉強している私とどんちゃん騒ぎでうるさい学生でイライラしてました。
排水管が止まる?道でも水道管が爆発?
さて、イギリスでは、日本と違って、家を簡単に改築してはいけない法律があります。
外観を守るため、気軽に工事が出来ないのです。
そのため、内装のみのリフォームを重ね、家を何十年・何百年と使うのが主流です。
そんな背景があるからか、排水管などの設備の修理がしっかり出来ず、しょっちゅう排水溝が詰まったり、水道管が破裂したりしています。
寮の場合は、大抵が修理をしてくれる方がいますので、排水溝が詰まったとなった場合は寮のスタッフに言えば対処してくれますので、安心してください。
洗濯機が使えない・・・
排水溝の兼ね合いからか、大抵の寮は洗濯機や乾燥機が共同になります。
そのため、土日になると生徒たちがこぞって大荷物を持ってコインランドリーに殺到します。
コインランドリーではコインを入れて使うところもあれば、私の寮は、日本でいうSuicaやPasmoなどのようにカードを購入してチャージして使う方式でした。
ですが、日本と違うところは、その制度が悪いところ。
お金をチャージしてもカード自体の質が悪く、カードを5・6枚買ってチャージを移してもらうなど手間がかかったこともしばしば。
イギリスに留学すればわかりますが、そういう時は日本人らしさを出さず、しっかり担当者に伝えましょう。
必ず対処してくれます。
まとめ
留学した友人と話すと、皆さんそれぞれいろんなハプニングを経験されています。
そんなみんなが口を揃えて言うのは、「留学して良かった」です。
その時は大変でも今思い返すといい思い出ですし、イギリスでの1年間は非常に濃い思い出となり、私を非常に成長させてくれました。
ですから、皆さんも長い人生の数年をイギリス留学に充てて、寮生活を通していろんな経験をしてみてはいかがでしょうか?