イギリス留学を考えていると、大学側に出さなくてはいけない書類が多くて困っている方はいらっしゃいませんか?
イギリスの大学や大学院へ留学するとなれば、大学の教授の推薦状、社会人の方は上司の方からの推薦状を提出と書かれています。
どうやって推薦状を書いたらいいのでしょうか。
教授にはどうやって依頼すればいいのでしょうか。
私が申請した時の推薦状について詳しく解説していきたいと思います。
イギリスの大学・大学院に提出する資料
まず、何を提出しなくてはいけないのでしょうか。
提出に必要な書類
- 英語の学力を証明するもの(IELTSのスコアなど)
- GPA(大学の英文成績)
- 教授の推薦状2通
- 志望動機書
- 経歴証明書(社会人の方)
多少大学院やコースによって他にも追加資料等もあるかとは思いますが、基本は上記なのかなと思います。
学力や大学の成績はそれぞれ集められるかと思いますので、ここでは推薦状について書いていきたいと思います。
志望動機書も別途解説しますが、今回は推薦状をの書き方にフォーカスしていきます。
推薦状の依頼の仕方
まず、推薦状を依頼するのが第一難関かと思います。
どのように誰に何を依頼した方が良いのか解説していきます。
大学の教授に推薦状を依頼する場合
下記に推薦状のフォーマットの詳細を記載しますが、ここではまず依頼方法を説明します。
私は大学からそのまま大学院に進学したため、大学の教授に2通推薦状(reference)を依頼しなくてはいけませんでした。
- 教授にコンタクトをとり、推薦状を書いて貰えないかお願いする。
- 教授に直接会いに行き、大学院に進学する旨を伝える(場所によってはメールや電話でも可)
- 教授は忙しいので、自分であらかじめフォーマットを書いて送り、教授に追加・削除・ヘッダー・連絡先などを調整してもらう
- 大学院に提出
といった流れでした。
どの教授にお願いすれば良い?
私はゼミの教授と、授業で非常に興味があった分野かつ大学院でもコースと関連する教授の2人にお願いしました。
お二方とも非常に優秀な方でしたし、両教授とも海外にてMBAを取られており、推薦状の理解があるなということも鑑みて、推薦状を依頼しました。
基本的には推薦状を依頼する方に制限等はありませんが、アカデミック機関の方か職場の上司等を推奨されておりますので、その方々に依頼するのが良いのかなと思います。
推薦状を集めるのにはどのくらいかかる?
私の場合ですが、上記1から4までは2~3週間かかりましたが、教授とのスケジュール調整を考えると、1ヶ月くらいを見ておけば良いのかなと思います。
さて、ここで問題なのが、どのように推薦状を書くかです。
推薦状のフォーマット
いざ推薦状を書きたくても、英語の問題以外にもフォーマットがわからない方は多いのではないでしょうか?
ここでは私が提出した際のフォーマットの詳細を記載いたしますので、参考にしていただければと思います。
全体構成
まず、フォームとしては、
- ヘッダー
- 日付
- 関係者各位(To whom it may concern/Dear Admission officer など)
- 推薦者(教授)との関係性(こんな授業を受けた、ゼミを受けたなど)
- 被推薦者の授業態度・姿勢・卒論テーマなどを推薦者(教授)からの目線で
- 推薦される側の強みや特徴を書く
- 大学ではどのような強みを活かすことができるのか
- Sincerely,
- 教授のお名前、大学名、コンタクトが取れる電話番号、メールアドレス
上記の流れで書くことを意識してください。
作成例
推薦状は長すぎても短すぎてもダメで、だいたいの目安はWordA4サイズ1枚におさまるくらいの量で書きます。
下記は私が実際に提出した推薦状の一部です。
個人情報等の兼ね合いで一部文章を消しておりますが、参考程度にご覧いただければと思います。
また、ここからが重要なのですが、実際に上記の私の推薦状だったり、他の方の推薦状をそのまま真似ることは許されません。
なぜならプレジャリズム(Plagiarism)という盗作に値してしまうからです。
プレジャリズムに値しますと、真似した方も真似られた方も大学院等に行く資格・行った資格がなくなるので、完全にコピーするのはやめていただければと思います。
イギリスに限らず、海外は日本以上に同じような文章を書くことを良しとしません。
非常に厳しく罰せられます。
私が推薦状を書こうと思ったときは全く情報がなかっため、参考になればと記載させていただいておりますので、みなさまは上記のフォーマットを「こんな感じで書けばいいんだな」と参考程度に留めておいてください。
また、別途推薦状を書いてくださる機関(相場はだいたい2万円前後)もありますので、そちらを参考にされても良いかもしれません。
まとめ
推薦状をいざ書くとなると何を書いても良いかわからないかもしれませんが、上記の「全体構成」を基に、作成してみることをお勧めします。
みなさまがご希望の大学・大学院に行かれることを願っております。