いざ留学したいけどどれくらいの語学力が必要で、どうやって向上すればいいんだろう。
私がイギリス留学を決めた際、1番の難関がやはり「語学力」でした。
生まれてこの方ずっと日本にいて、留学経験者なしの私がどのように大学院留学を乗り切るまで語学力を向上させたかを解説していきます。
留学準備前の語学力
まず、私が留学を決めた際にどのくらいの語学力だったかを説明します。
ほとんど英語は出来ない
大学が一貫校だったため、受験もせず、英語もほとんど出来ない私は、
英語力ゼロと言っても過言ではありませんでした。
- TOEIC未受験
- IELTSももちろん未受験
おまけに大学でも英語が必須ではなかったため、一切勉強しないまま大学生活を送っておりました。
Pre-Masters Programmeコースに入学時
大学院に行くためのPre-Masters Programmeに入るのですが、その入学条件がIELTS5.5以上でした。
何もしなかったらもちろんIELTS5.5には到達しないため、英会話スクールに通いました。
私が通った英会話スクール・オンライン英会話
ここからはそれぞれの英会話学校でどのような勉強をしたかを解説していきます。
NCC綜合英語学院(文法とリスニング・スピーキングを学ぶ)
ここは母が通っていたため、通いました。基本的には学生はあまり通っていないのですが、母が先に通っていたという理由で大学生でも通わせてもらいました。
基本的には、週に2回の授業で、日本人とネイティブの講師からそれぞれ1回づつ学びます。
日本人講師からは文法の指導を、ネイティブ講師からはリスニングとスピーキングを指導してもらいます。
ここの英会話スクールですが、本気の方のみ入塾を許されるというくらいスパルタな英会話スクールです。
そのため、毎回宿題も多く出る上、宿題を丸暗記して来なくてはいけません。
ですが、ここに通ったおかげで、文法やリスニング・スピーキングの向上が出来たと思います。
短期的にかつスパルタに勉強されるのでしたらここをおすすめします。
rarejob(ネイティブとの会話を学ぶ)
日本にいる限り、なかなか外国の方と英語で話す機会がありません。
ですから、手軽に出来て安いrarejobで、スピーキングの練習をしていました。
私が大学院で通うコースがディスカッションが多い専攻だったため、IELTSのオーバーオールが例え超えていても、大学院に行った時に不便を感じるかなと思い、スピーキングの練習をしてました。
beo(アカデミック英語を学ぶ)
ただでさえ英語が出来ておりませんが、大学院に行くにはアカデミック英語が必須です。
そのため、ここでライティングの書き方やアカデミックのプレゼンの仕方などを学びました。
→流石に、これを半年くらいこなしたおかげでPre-sessionalコースに入れました。
ここまで(IELTS5.5)は大抵の方だったら少し勉強すれば到達できるかと思います。
大学院留学前
私が志望していた大学院のIELTSのスコアのオーバーオールが6.5でしたが、ほとんどの大学院がだいたい同じくらいかそれ以上のスコアを求められます。
※同じ大学院でも専攻によって求められているIELTSのスコアは変わりますので、志望校のHP等で確認してください。
ですが、私はbeoのNCUKというコースにて出願したため、IELTSのスコアを取らず、そのコースでDiplomaをとり、大学院に行きます。
NCUKでのコースとは、beoが大学と提携しているコースです。
このコースは、成績を残せばIELTSを受けなくても大学院の入学を保証しますという保証付コースになります。
ですが、もちろん語学力や課題が各大学院側の基準を満たさなければ志望の大学院に行くことは出来ません。
Pre-Masters Programmeコース時は、
最初の4ヶ月くらいは引き続きNCC綜合英語学院を続けていましたが、Pre-sessionalコースの課題が多かったために、NCC綜合英語学院を辞めます。
4ヶ月後以降は、このPre-Masters Programmeコースの授業のみで授業の予習復習をしていた形です。
ですが、ここが一番ハードかつ向上したのではないかなと思っています。
Pre-Masters Programme
まず授業が週2回で1回3時間の授業を受けます。
そこではまず、Globalisationなど一般的な教養を英語で学んだ後、アカデミック英語・Dissertationの書き方、SPSSでの分析の仕方などを学びます。
このプログラムの意図としては、大学院に入った際と同じようなカリキュラムで、最終受けるテストとDissertation提出に向けて学ぶ授業です。
正直このプログラムを受講していた期間は毎日10時間くらいは課題や英語の勉強に追われていたと思います。
自分で何か購入したテキストで独学したというよりは、このコースでの課題やテキストをひたすら予習復習していたと思います。
実際IELTS5.5を取った後はもちろん英語も勉強しなくてはいけないのですが、IELTS対策を中心にやる形になるかと思います。
NCUKの同じコースに通っていた方の何人かはコースと並行してIELTSの試験も受けてましたが、語学力の向上というよりは、アカデミック英語を学んだり、IELTS対策をしたりしている方が多かったと思います。
イギリスで実感した留学に必要な語学力
当たり前のことではありますが、語学力があるに越したことはないと思います。
IELTS6.5でも実際は足りない
実際入学時に求められていたIELTSのスコアは6.5ですが、それがあったとして十分かと言われれば、そうではないと思います。
一緒に留学に行った方も同じようなことはおっしゃっていて、あくまで入学するためのスコアであって、実際に現地で授業を受けたりディスカッションしたりすると圧倒的に語学力でハンデを感じていました。
ですから、もしこれをご覧いただいている方が大学院留学を考えられていて、語学力に自信がないとのことでしたらIELTS対策ももちろんですが、次の2点を意識して学べるのがいいかと思います。
- そもそもの語学力向上
- アカデミック英語の習得
そもそもの英語力はやはりもちろんかなり必要なため、英会話スクール等でしっかり学ばれる、もしくは独学で着実に学ぶのが良いかと思います。
アカデミック英語ですが、これを学ぶには数少ない英会話スクール等になるかとは思います(私はbeoで学びました)。
これを知っているか知らないかで留学後の充実度が大きく変わると思います。
ですから、しっかり上記2点を学んでから留学すればいいのかなぁ思います。
まとめ
大学院留学を目指す方は語学が心配かと思いますが、
- 英語の文法をしっかりと身に着ける
- アカデミック英語を学ぶ
こちら2点をしっかり学べば、大学院生活がより有意義になるかと思います。
皆様がより充実した留学生活を送られますように!